かむがふ Log

しなやかさ

中学2年の夏に将棋を始めて5~6年ほど経ち、高校、大学、社会人の全国大会を何度か経験した頃、ふとある問いが頭に浮かびました。 「常に優勝する人と一度しか優勝できない人、長期的に勝ち続ける人と一定期間だけ勝つ人、その違いは何だろう?」 アマと言えども層は厚く全国大会に行けば実力の差は紙一重、プロはなおさらです。それなのに、アマもプロも特定の人にタイトルが集まるのが不思議でならなかったのです。 そこで […]

オンライン勉強会の4月実績

「将棋を指すための確からしい考え方を身に付ける」 そんなコンセプトでオンライン勉強会を立ち上げてから1か月が経ちました。オンラインは住む場所の制約を受けないので、これを機に、千葉県船橋市、東京都港区の教室から、日本全国の教室に生まれ変わろうと思っています。 とは言え、一介のアマチュアが1人で運営している教室に、しかも、オンラインで参加するのはとてもハードルが高いと思っています。そこで、実態を把握し […]

オンライン勉強会を1,000円/回にした理由

●重要なお知らせ●4月から新たにスタートした受講生参加型の「オンライン勉強会」(原則、毎週土曜日AM開催)のご案内です。対面の教室を1年くらい行えないと考え、立ち上げました。将棋の確からしい考え方を身に付けていただく事を主眼に置いています。ぜひご参加ください!https://t.co/ll23aGVd5n— かむがふ (@KamugafuShogi) April 15, 2020 新型コロナウイル […]

将棋親が持つべき視点2

前回は、お子様の目標、課題、解決策、効果測定の4点を把握し、そのループを回しながら上達していきましょう、という話をしました。今回はその補足として、その際の注意点について書きたいと思います。 ——- 目標が決まらなければ課題を示せない まずは、目標設定について。必ず、お子様ご自身、もしくはご家族で相談して目標を決めましょう。その際、現時点の実力は考慮せず、どんな高い目標でも構 […]

将棋親が持つべき視点1

2年間将棋の先生をして、並行して将棋キッズ(小2の息子)の親もして、何かに一生懸命取り組むのは「子供の成長物語であるのと同時に、親の成長物語でもある」のを感じています。なので、教室だけでなく、出来る限り道場や大会に足を運び、将棋キッズの親御さんとお話しする時間をとても大切にしています。 そこで今回から2回に渡って、お父さん、お母さんにお持ちいただきたい視点について書きたいと思います。 — […]

手離れ

先日、将棋会館の道場でこのような出来事がありました。 一手のミスが勝敗に直結する緊迫した終盤戦。しかし、局面が全く動きません。険悪な雰囲気を察して対局していた子に話を聞くと、相手が持駒の桂馬を持ち着手した後、慌ててその駒を引っ込めたとの事。しかし、もう一方の子に話を聞くと、着手は完了していないと言い張ります。その後、道場の担当者の判断で続行しましたが、双方後味の悪い対局になってしまいました。 今回 […]

【延期】3/14(土) 第3回詰将棋講座開催のお知らせ

新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、本講座を延期します。開催日については、別途ご案内いたします。 「詰将棋を解いて将棋の技術の基礎となる“読み”の力をつける」 この教室を始めてから、教室でいつも詰将棋早解き競争の時間を設けたり、詰将棋講座を2回開催するなど、詰将棋に特に力を入れてきました。今では、詰将棋の重要性が十分に浸透したと考えています。 その結果の1つとして、第1回 […]

自分の頭で振り返ろう2

「伸びしろのある有段者」シリーズ。前回は、棋譜を振り返る「主体(誰が)」に焦点を当て、自分の頭で振り返る重要性についてお伝えしました。今回は、自分の頭で「内容(何を)」振り返るのかについて書きたいと思います。 —– 未来の対局に活かすため、という振り返りを行う目的を満たすために、何に気を付ければいいのでしょうか? これまで、このブログや教室でお伝えし続けてきた通り、この手が […]

自分の頭で振り返ろう

将棋ウォーズからぴよ将棋への(直接の)棋譜読み込み機能はサービス終了とさせていただきます。 「将棋ウォーズ棋譜検索」サイトにて棋譜をぴよ将棋に読み込むことができますので、紹介させていただきます。(むしろ、こちらの方が便利かもしれません)https://t.co/O2rMnKYgVt#ぴよ将棋 — ぴよ将棋【公式】 (@STUDIOKPONTA) January 17, 2020 先日このような発表 […]

継続の真の意味

伸びしろのある有段者シリーズ。前回は、数が全てを解決する、だから出来るだけ多くの問題に触れようという話をしました。まずは、習うより慣れろで、手を読む作業や、将棋の手筋を体に染み込ませて、実戦に活かしてほしいと思います。 では、数をこなして詰将棋や寄せ、凌ぎ、次の一手などの問題をスラスラ解けるようになった子は何を勉強すれば良いでしょうか?詰将棋で言えば、より長い手数の問題やより難解な問題を解く、のも […]