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2020年7月

言葉が自分を創る

将棋を始めて数年が経った高校生の時、高校生やアマチュアの大会で少しずつ全国大会に出場できるようになって、将棋世界や将棋年鑑に名前が載っている高校生強豪やアマ強豪とお会いしてお話しする機会が増えてきました。そこで気付いたのは、大会の優勝など結果を残す人達は、考え方や使う言葉が違うということでした。 その後、大学生や社会人になって、プロ棋士や奨励会員とお話しする機会もありましたが、プロとアマで住む世界 […]

少しずつ前へ進む

先週末は、小学生名人戦東日本大会と低学年ドラ王座戦(A、B級)でした。久しぶりのリアル大会に参加された皆さま本当にお疲れさまでした。 大会後は、必ず振り返りをしてほしいと思っています。この手が悪くてこう指すべきだった、と局面の振り返りをするのも良いですし、終盤の寄せが上手くいかなかったから、寄せの勉強を重点的にしよう、と日々の練習に落とし込むことができればなお良いと思います。 今回は、この2つの大 […]

本は10回読む

将棋を本格的に勉強するために避けて通れないのは、本読み、です。 道場(最近ではオンライン対局)などでの実戦は必須ですが、実戦オンリーではどうしても我流になってしまいます。実戦と本読み(詰将棋、定跡、棋譜並べ)をバランスよく行い、我流でもなく、セオリーに頼りすぎない将棋を目指すのが良いと思っています。 そこで、今回は本読みについて私の考えるポイントをお伝えしたいと思います。 リアルな書店に行ったり、 […]

相手の手を考える

7月のオンライン勉強会は、”凌ぎ”をテーマに実施します。将棋を指さない人にはあまりなじみのない言葉かもしれません。凌ぎとは、受けに属する言葉で、自玉付近の戦いでの受けを意味します。 受けや凌ぎが上手くなるポイントは、相手の手を考えることだと考えています。攻めは、自分がこう指したい、こう攻めたいという自分主体のみで考えてもある程度は上手くいくのですが、受けは、相手の攻めに対し […]