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思考行動習慣

大会のルールについて思うこと

現在、倉敷王将戦や中学生選抜選手権、高校選手権のシーズンで、毎週のように受講生から大会の結果の報告を受けます。 今回のブログでは、その報告の中にある大会のルールについて思うことを書きます。 ルールの平準化(大前提として、大会を運営いただくのは大変ありがたく、運営される方には頭が上がりません。その上で…) 各都道府県でルールがバラバラなことにいつも驚きます。 持時間 : 「一定時間経過後の秒読み」「 […]

チャンスは一瞬

ありがたいことにこの教室には日本全国からやる気と向上心に溢れた子がたくさん集まっています。 ちょうど倉敷王将戦、中学生選抜選手権のシーズンで、彼らの多くは代表になって全国大会に出場してみたい!と思っていると認識しています。そこで、その時に参考となる考え方を書きます。 チャンスは一瞬チャンスは頻繁に巡ってくるものではなく、取れる時に取っておかないと時期を逸してしまう可能性が高いと考えています。 まだ […]

正直さ

「この変化のこの手を読んでいたかな?」「この手は定跡にあるんだけど知っていたかな?」 リアル教室やオンライン対局での感想戦でこのような質問をすることがあります。 (こちらは、将棋の内容や持時間の使い方、その前後の局面でのしぐさなどから、読み抜けていたこと、知らなかったことをほぼ確信して確認を取っていますが、) その時に、大きく分けて2つの反応があります。 1つは、読みぬけていたこと、知らなかったこ […]

頭の体操

あるクラブにA君~K君の11人のメンバーがいます。この子たちは“いつも本当のことを言う人”と“いつもウソを言う人”の2つのグループに分かれます。ある日先生が、「11人のメンバーの中に、いつもうそを言う人は何人いますか?」とたずねました。その日、J君とK君は休んでおり、残りの9人のメンバーは、それぞれ次のように答えました。 A君「10人います」B君「7人います」C君「11人います」D君「3人います」 […]

1局1局を大切に

早いもので将棋の世界に身を置いて間もなく30年になります。その間、プロ、奨励会員、アマ問わずたくさんの方と出会い、対局する機会がありました。 それぞれの棋風や能力は十人十色ですが、最終的に上手になる人に共通していることがあると感じています。それは、1つ1つを丁寧に扱う姿勢です。 詰将棋や寄せ、囲い崩し、次の一手の問題を1問1問、対局を1局1局、さらに1手1手に大切に扱い、丁寧に取り組み、そこからど […]

合宿中の会話から

先週末は、この教室2回目の合宿でした。日本全国から約30名の子にご参加いただきました。本当にありがとうございました&お疲れさまでした。(講師のリソースの関係で、いつも教室にご参加いただいている方を優先したため、大変申し訳ありませんが、お断りした方、ご案内できなかった方がいました。お詫び申し上げます。) 合宿中、保護者の方とお話しする機会があり、日頃の悩みや課題をお聞きすることができ、私自身もとても […]

新年度

つい先日2023年になったと思ったら、あっという間に4月になりました。今日から新年度です。お子様のご進級、ご卒業、ご進学おめでとうございます。 以下、常にお伝えしているつもりの話なので、聞き飽きたよ!と思われるかもしれませんが…年度の変わり目にお伝えしたいことです。 継続は力なり 将棋を指すことが上手になることに近道はありません。興味を持ってコツコツと取り組み、興味を少しずつ深めてほし […]

向上心

WBC日本代表の活躍で、連日日本中が湧いています。元野球部としては、この話題を避けて通れません…笑 チームの中心にいるダルビッシュ有選手、大谷翔平選手のインタビュー映像を探していたら、神動画を発見したのでブログで触れたいと思います。 ダルビッシュ有選手が語っているのは、昨年日本プロ野球において史上最年少で三冠王になった村上宗隆選手が大谷翔平選手のケタ違いの打撃 (素人の私が見ても、大谷選手の打球の […]

“考える”とは何か? ②解釈する

”考える”とは何か?シリーズ、第1回から時間が空いてしまいました。第1回の①比較するはコチラ↓。 第2回は、解釈する、です。 対局するにしても、定跡や手筋などを学習するにしても、単に指すだけ、単に暗記するだけではなく、そこから何が分かったか、ポイントは何なのか、と考えるプロセスが加わると上達が加速します。そこで必要となるのが、解釈する力です。 以下は、美濃崩しの手筋の問題です。 (1)▲6二銀 △ […]

“考える”とは何か? ①比較する

この教室の名前は「かむがふ」で、将棋を通して普遍的な考え方を身に付けることをこの教室の提供価値にしたいという思いから、”考える”の語源を採用しています。 しかし、”考える”と一言で言っても、その営みは広く深く、つかみどころがないと感じられる方も多いはず。そこで、教室設立から5年経ったこのタイミングで、”考える”とは何か?を私なりに考察したいと思います。 初回は、比較する、です。 まず初めに、考える […]