多様な指し方にいかに対応するか
今週は、序中盤の対応方法について考えた週でした。低学年や初段前後までは、限られた戦法の指し方を覚えればそれなりに対応できますが、高学年以上や高段者、将棋倶楽部24の2,000点以上になると相手の指し方が多様化してきます。 例えば、居飛車党の子でゴキゲン中飛車に対して超速3七銀戦法を愛用している子は多く、こども同士の対局では8~9割の確率で銀対抗という形になります。しかし実際は、振り飛車側に以下のよ […]
今週は、序中盤の対応方法について考えた週でした。低学年や初段前後までは、限られた戦法の指し方を覚えればそれなりに対応できますが、高学年以上や高段者、将棋倶楽部24の2,000点以上になると相手の指し方が多様化してきます。 例えば、居飛車党の子でゴキゲン中飛車に対して超速3七銀戦法を愛用している子は多く、こども同士の対局では8~9割の確率で銀対抗という形になります。しかし実際は、振り飛車側に以下のよ […]
自分の頭で考えている子ほど、伸びしろが大きい/実際に伸びている、と感じています。AIをこねくり回す時間があるのであれば、対局、詰将棋、定跡に理解に時間を割いた方がはるかに生産的です。小中学生の県代表、日本一を目指すレベルでAIを使うのは時期尚早です。 — かむがふ (@KamugafuShogi) November 27, 2023 今週はこのTweetにたくさんの反響をいただきました […]
この小さな将棋教室でも、今月に入って10件弱の体調不良の連絡を受けました。コロナ禍のマスク着用、行動制限により免疫力が低下しているという説に納得します。皆さま、お気を付けください。 「免疫力低下した可能性」コロナ5類移行から半年 戻る日常と流行る感染症https://t.co/eQ1bngGLsF — かむがふ (@KamugafuShogi) November 17, 2023 信じ […]
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道 尊敬するイチロー選手が、2004年にMLBのシーズン最多安打記録を塗り替えた時に残したコメントです。(今のこどもにとって野球選手と言えば大谷翔平選手で、イチロー選手のことは知らない子が多いかもしれません。棋士で言えば、大谷選手=藤井聡太八冠、イチロー選手=羽生善治永世七冠のような存在と言えば、凄さが少し伝わるかもしれません。) こ […]
「1年でどれか1つの全国大会で優勝してタイトルを獲る」 10代~20代でプレイヤーとして将棋に取り組んでいた時、このような目標設定をしていました。 優勝するためには、1日もしくは2日間の短期間に勝ちを集めなければいけません。そのためには、大会当日に調子を合わせる必要がありますが、調子は気まぐれなものでコントロールは難しく… どの日に本調子になるかはわからず、いくつか大会がある中でどれか1つには調子 […]
今回は、日々教室を運営する中で感じている「やったこと」「調べたこと」「教わったこと」の違いについて書きたいと思います。 やったこと :実体験、将棋で言えば対局を通じて得られる学び調べたこと :自主学習、将棋で言えば定跡書を読み、棋譜を見て得られる学び教わったこと:他人の話、将棋で言えば先生などから聞いて得られる学び これら3つには、全て何らかの学びがあります。そして、こどもにとっては ・同じ内容を […]
ライバルの2人がいると、ある時期にAさんがグッと伸びて差がついたと思ったら、しばらく経つとBさんが急に伸びて追いついたり追い越したりする、そんなケースをたくさん見てきました。成長のタイミングは人それぞれでいつになるかはわからない、できることはそれが来ると信じて努力を続けることです。 — かむがふ (@KamugafuShogi) September 20, 2023 この教室を運営して […]
得意な戦法や指し方を持つのは良いことですが、幅広い戦法や指し方に興味を持ってほしいと考えています。知識や経験が偏りすぎるのは行き詰まる可能性が高いです。その時、最も良質かつコスパの高い学習題材は「将棋世界」「将棋フォーカス」「NHK杯」です。ネットの情報は、自身の興味に縛られます。 — かむがふ (@KamugafuShogi) September 5, 2023 私が思う将棋の面白さ […]
「切れ負けで、優勢な将棋だったものの相手の王手ラッシュで時間が切れて負けてしまった。将棋の内容とは全く関係のない要素での負けをどのように受け止めたらよいですか?逆の立場だったら同じことをしますか?」 先日、このような質問を受けました。 -時間の都合で急に持時間が変更される-運営が自身に納得できない裁定を下す-着手の有無などで相手ともめる-相手が延々千日手を目指して抽選による勝敗の決定を狙ってくる- […]
明日から8月です。 倉敷王将戦、小・中学生女子名人戦、文科杯、中学生選抜選手権、高校選手権、高校竜王戦の全国大会、さらに、駒姫名人戦や中学生王将戦、名古屋城こども王位戦などの大きな大会、そして奨励会入会試験も控えています。 そこで、今回は大一番で実力を出し切るために押さえるべきポイントについて書きます。 緊張と上手く付き合う 個々の性格にもよりますが、大きな対局を前にする時、緊張は避けられません。 […]