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思考行動習慣

新たな指し方の追求

ありがたいことに、オンライン対局、リアル教室、研究会などでこの教室の受講生と対局する機会をたくさんいただいています。対局する上で気を付けていることがいくつかあります。 その1つが、同じ相手に同じ手を指さないようにすること、です。 戦型や局面を指定いただくことが多いので、以前の対局と同じ戦型や局面になってしまうことはよくあることですが、そうなったとしても可能な限り以前の対局とは異なる指し方をするよう […]

半分教わり半分教える

将棋を好きな点を挙げてしまえばキリがありませんが… その中の1つに、盤を挟んでしまえば、年齢、性別、棋力に関係なく対等であること、つまり、「半分教わり半分教える」関係であること、があります。この言葉には2つの意味が込められていると考えています。 全ての対局が自身のプラスになる 全ての対局でを成長の種にすることができます。 (極端な例になりますが…) これは、この教室のリアル教室やオンライン対局でも […]

やり抜く力

4月になりました。お子様のご進級、ご進学おめでとうございます。今年度も受講生と一緒に楽しく、一生懸命将棋を学んでいきたいです。 3月中旬から3月末にかけて、プーケット旅行、天童でのリアル教室と小学生名人戦東/西日本大会、4教室対抗戦、第3回かむがふ合宿、その合間にオンライン対局…と慌ただしく過ごしました。その中で、印象に残った&うれかった出来事があったので紹介します。 ①最近、受講生の2人が女流棋 […]

卒業式

早いもので2024年も春を感じる季節になりました。先日、小6の息子の卒業式がありました。その式での校長先生の祝辞でこのような話がありました。 1972年のミュンヘンオリンピックに出場してバスケットボールの得点王に輝いた谷口正朋さんという人がいます。バスケットボールで日本人が得点王になったことがあることに驚く人が多いはずです。その裏には、全体練習の後、自主練習として1日6時間リングでシュートを打ち続 […]

課題に対する考え方

間もなく小学生名人戦の都道府県大会が全て終了します。大会に出場された皆さま大変お疲れさまでした。 大きな大会で重要な対局を経験すると、自身の課題が明らかになります。課題に対して取り組むことが、特に有段者になった後の上達に有効だと考えています。 今回のブログは、課題に対する私の考え方について書きます。 1. 課題は無数にある将棋だけでなく何に取り組んでも同じですが、課題は無数に存在します。目の前の課 […]

基本についてもう一度考える

この教室の特性からなのか、ものすごく教育熱心な親子に出会う機会が最近増えた気がします。 その熱心さは素晴らしいことだと思うのですが、その中には、難しいことを学ぶことが上達につながる/価値がある、と考えている方が一定数いらっしゃる気がしています。例えば、級位者のうちからプロ棋士が使うような難解な戦法を学んだり、詰将棋ハンドブックをきちんと解けない状態なのに手数が2桁の難解な詰将棋にチャレンジしたり、 […]

身に付けたい習慣3選

こどもの将棋を見ていると、能力以上に習慣によって棋力が決まると感じています。もちろん能力に個人差はありますが、棋力に影響を与える決定的な要素ではなく、習慣による影響の方がはるかに大きいと考えています。 そこで、身に付けていただきたい習慣を3つご紹介します。 真っすぐ背筋を伸ばして座り、盤全体を見下ろす 盤全体を正しく把握するために、真っすぐ、背筋を伸ばして座ることを1局を通して出来ると、それだけで […]

学習の継続

先週1/6は地元の千葉県印西市でこの教室をスタートさせた日で誕生日、7年目に入りました。丸6年運営してきて、これまで300人超の子と接する機会をいただきました。 さまざまなタイプの子を一定期間見てきて感じるのは、短期的には能力に占める割合が大きいのは否めないものの、長期的には学習を継続する習慣が上達への最も重要な要素であることです。つまり、興味を持って続けたもん勝ちです。 これは、あくまで私の感覚 […]

勝つための考え方に触れる

「結果を残したいのであれば、盤上の技術だけでなく、勝つための考え方を身につけなさい。」 高校2年生の春、師匠に出会って間もない頃、頻繁に教わった話です。 将棋の技術を高めるのを目指すのはもちろんだけど、それだけでは十分とは言えない。1番になる人、勝ち続ける人は、勝つための良い考え方を持っている。全国大会で優勝するなど、結果を残したいのであれば、技術に合わせてそんな考え方を身に付ける必要がある、とい […]

多様な指し方にいかに対応するか

今週は、序中盤の対応方法について考えた週でした。低学年や初段前後までは、限られた戦法の指し方を覚えればそれなりに対応できますが、高学年以上や高段者、将棋倶楽部24の2,000点以上になると相手の指し方が多様化してきます。 例えば、居飛車党の子でゴキゲン中飛車に対して超速3七銀戦法を愛用している子は多く、こども同士の対局では8~9割の確率で銀対抗という形になります。しかし実際は、振り飛車側に以下のよ […]