オンライン勉強会を1,000円/回にした理由

●重要なお知らせ●
4月から新たにスタートした受講生参加型の「オンライン勉強会」(原則、毎週土曜日AM開催)のご案内です。対面の教室を1年くらい行えないと考え、立ち上げました。将棋の確からしい考え方を身に付けていただく事を主眼に置いています。ぜひご参加ください!https://t.co/ll23aGVd5n— かむがふ (@KamugafuShogi) April 15, 2020

新型コロナウイルスの影響で1年くらい対面の教室を行えない可能性が高いと考え、この4月にオンライン勉強会を立ち上げました。これまで計3回、最初の2回は過去に受講経験のある子のみで実施し、先週末からオープンにしてこれまで当教室を受講したことのない子も参加できるようにしています。

この勉強会では、これまでの対面の教室とは全く異なる価格にしました。今回はその背景についてご説明します。

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オンライン勉強会を1,000円/回にした理由は、大きく2つあります。

1.世帯収入の変化

新型コロナウイルスの感染拡大で、景気が後退局面に入ったというニュースを目にする機会が多くなりました。感染症や経済の専門家ではないので、この状況がいつまで続き、その影響がどれくらい大きいのか、よくわかりませんが、一つだけ言えることがあると思っています。

多くのご家庭の収入に影響を及ぼす、ということです。

このオンライン勉強会の価格は、そんな状況でも通うことが出来る、かつ、この教室を続けられる、ギリギリの価格に設定したつもりです。

2.対象地域の拡大(首都圏から日本全国へ)

これまでは、千葉県船橋市、東京都港区で教室を開催し、首都圏を対象に教室を運営してきました。オンラインは住む場所の制約を受けないので、日本全国に広がります。

対象地域の拡大を考慮すると、1,000円/回=4,000円/月は決して安くない金額だと考えています。これは、私の育った家庭環境から判断しています。

両親は、共に地方公務員、父は数学、母は理科を中学校で教えていました。いわゆる職場結婚で、私を出産後、母は退職し専業主婦になりました。その後3つ下の弟が生まれ家族4人で、小学6年生まで愛知県尾張旭市で、中学1年生から岐阜県多治見市で生活しました。(どちらも藤井聡太七段の出身地、愛知県瀬戸市の隣の市です)

将棋を始めたのは中学2年の初夏、中学校の休み時間にたまたま流行ったのがきっかけでした。当時は、野球部に所属していたのに加えて、学習塾とピアノに通っていました。弟もいくつか習い事をしていたと記憶しています。

その後、将棋にのめり込み、私が次々に要求する書籍の購入、毎週末の道場やレーティング大会への遠征(多治見市には道場も大会も全くなかった)が始まりました。

今、私も子供2人(小学2,3年生)の親になり、それぞれいくつかの習い事をしています。約25年前と今では世の中が大きく変わりましたが、その経済的な負担の大きさを、昔の父と母と同じ立場になり、ようやく理解できるようになりました。

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「将棋の教室に”1,000円/回、4,000円/月”は安くはないけど、そこまで将棋を好きで上手になりたいなら通ってみたら。」

そんな情熱を持った日本全国の親子と一組でも多くお会いできればうれしく思います。オンライン勉強会へのご参加、お待ちしております!