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Kamugafu

倉敷王将戦全国大会

明日から、「第20回全国小学生倉敷王将戦」の全国大会が岡山県倉敷市で開催され、この教室に関わりのある子が10人超出場します。その新幹線の車内でこのブログを書いています。 前回の全国大会は2019年8月、コロナ禍で昨年度の全国大会は中止、今年度の全国大会は延期になったため、2年半ぶりの開催になります。そんな貴重な全国大会が目の前に迫る今思うことを書きます。 全国大会を楽しもう! まずは何と言っても、 […]

考える楽しさ

新年あけましておめでとうございます。 ●2021年振り返り新型コロナウイルスの感染拡大により2020年4月スタートした「オンライン勉強会」に加えて、「オンライン対局(1月~)」「定跡解説会(6月~)」「私の半生(9月~)」を新たに立ち上げました。「教室内大会(7月」「4教室対抗戦(12月)」のリアル大会を開催しました。(続く) pic.twitter.com/pGy0KcKVVq — かむがふ ( […]

基本と言えるレベル

「息子さんにピアノをさせますか?」「そうですね!基本くらいは身に付けさせたいと思っています。」「基本とはどのくらいのレベルですか?」「ソナチネですね!ソナチネが弾ければ、自分で楽譜を読んでピアノを弾けるようになるので。」 息子(小4)と娘(小3)のピアノの先生がご懐妊され、間もなく産休に入るので質問をしたらこのような回答がありました。 ソナチネは、始めるまでに数年、終わるまでにさらに数年が一般的な […]

AI活用は2,900点から

前回は、ソフト指しについてブログにまとめました。 今回は、その内容に関連して、現代の指す将のホットトピックであるAIを活用した将棋の学習について、私の考えを書きたいと思います。 はじめに結論から書くと、AIは上手く活用すれば優秀な学習ツールになりうると思いますが、こどもの段階でAIを使うのは時期尚早と考えています。 その理由は… ブラックボックス ディープラーニングであれ、機械学習であれ、今のAI […]

ソフト指しについて思うこと

「”かむがふ”は、ソフト指しについてこども達に教育されていらっしゃるんですか?」 「こどもに、将棋ウォーズの棋神は良くて、ソフト指しはダメだということが、わかるのでしょうか?」 ※ソフト指し=AIの力を借りて対局すること 最近、会話やメールでやり取りする中で、立て続けにこのような質問を受け、回答に困ってしまいました。恥ずかしながら、ソフト指しはモラルの問題で、守って当然のこととして捉えて、これまで […]

誠実さ

2021年も残すところあと1か月になりました。年が明けるとこの教室は4周年を迎えます。 お蔭様で、日本全国からだけでなく、最近は海外からも、将棋が上手になりたいという思いを持ったたくさんの子にご参加いただき、毎週のように受講生の保護者の方から道場や研修会での昇段昇級、大会での優勝や入賞の報告を受けるようになりました。本当にありがたく、うれしく思っています。 そんな今だからこそ、しっかりお伝えしてお […]

遊び心

先週末は、「テーブルマークこども大会」の東京大会でした。ご参加の皆さま、大変お疲れさまでした。 その低学年の部、高学年の部の決勝戦2局が終わった後、「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」の決勝戦、豊島将之JT杯覇者 対 藤井聡太竜王の対局が行われました。 現代の頂上決戦を生で観て、様々なことを学びましたが、その中で最も強く感じた”遊び心”について書きたいと思います。 決勝戦は、角換わりの最新形の1つに […]

塾の先生との会話から

昨日、息子(小4)が通う塾の室長さんと1時間ほどお話しする機会がありました。 「(4年生の時点での結果は参考にしかならないと考えており…) 最終的に伸びる子が備えている力は何ですか?」 この教室を運営していていつも考えている話をぶつけてみたところ、将棋にも関連しそうな答えが返ってきたのでシェアしたいと思います。 1. 基本となるのは国語力 国語、算数、理科、社会、どの教科も言葉で理解するので、国語 […]

戦法分類法4

戦法分類法シリーズの第4弾。 今回は「戦法の難易度を決める要素」について書きたいと思います。 初めに、戦法の難易度を把握する重要性をご説明します。 上達のためには、勝因や敗因、上手くいった箇所や改善すべき箇所を自分の頭で整理する、 仮説検証のサイクルを回して、次の対局に活かす必要があります。そのためには、難しすぎず自分の頭で理解できる戦法や指し方を選択するのがポイントです。しかし、今たまに見かける […]

戦法分類法3

戦法分類法シリーズの第3弾。今回はこれまで紹介した2つの考え方 (1) 玉と飛の位置関係で戦う場所が決まる -縦の将棋 -横の将棋 -空中戦 (2) 角の使い方で戦いの流れの速さが決まる -角道オープン 対 角道オープン -角道オープン 対 角道クローズ -角道クローズ 対 角道クローズ -角交換 を掛け合わせて(3×4=12のマトリクス)、こどもの対局で出現可能性が高い戦法の特性や指し方のポイン […]