かむがふ Log

数が全てを解決する

伸びしろのある有段者シリーズ。前回は、戦法の選び方について、お伝えしました。いくつかの基準を設けて戦法を選べば、序盤の勉強を簡略化でき、勝敗決定に最も深く関わる終盤の勉強に時間を注げること、をご理解いただけたと思います。 今回は、最も重要な終盤の勉強法について書きたいと思います。 ——— 結論からお伝えすると、終盤の勉強は、とにかく数をこなすしかないと考えていま […]

一歩一歩

#2019年 の主な出来事8月 倉敷王将戦全国大会 低学年の部優勝9月 教室対抗戦 無差別級 準優勝10月 木村王位イベント「受けの真髄」11月 テーブルマークこども大会東京大会優勝 皆さまのご理解、ご支援のお蔭で素晴らしい一年になりました。来年も全力で頑張ります!良いお年をお迎えください。 pic.twitter.com/uzHKQ01IJJ — かむがふ (@KamugafuShogi) De […]

戦法選択の話

前回は、将棋の技術に焦点を当て、スキルの構造についてお伝えしました。 将棋の基礎は、「読み」「大局観」「形勢判断」の3点で、まず子供が鍛えるべきは「読み」の力であり、その練習方法は詰将棋を早く正確に解くこと、将棋は局面が進行すればするほど手の価値=勝敗影響度が高まるため、ゲームの進行とは逆に終盤、中盤、序盤の順に重要度が高いこと、をご理解いただけたと思います。 であれば、終盤の勉強に時間を割き、序 […]

将棋スキルの構造

2020年1月からの開講方針に基づき、これから”伸びしろのある”有段者に関連する話を書いていきますが、その前に、その前提になる押さえておくべき話を書きたいと思います。 —– まずはじめに、アウトプットを決めるのは、心技体のバランスです。これは、将棋に限らず何にでも当てはまると思います。心技体の全体でどのくらいの力量があるのか、それによってアウトプット […]

有段者の育成に注力する理由

先日発表した通り、「初段昇段~二段昇段(将棋会館道場基準)のノウハウ構築」をこれからの注力ポイントの1つにすることに決めました。それに伴い、2020年1月からの開講方針を見直しました。 今までも取り組んできた有段者の育成に、より注力することをなぜこのタイミングで改めて宣言したのか?今回はその理由について書きたいと思います。 —– まずはじめに、「初段昇段~二段昇段」の定義を […]

努力の目的

テーブルマークこども大会東京大会、8月の倉敷王将戦全国大会に続いて教室の受講生から優勝者が出ました!初めて手にした純銀の優勝カップはとても眩しかったです。引き続き、頑張ります。 pic.twitter.com/qc89Mhce44 — かむがふ (@KamugafuShogi) November 17, 2019 テーブルマークこども大会東京大会に参加された皆さま大変お疲れさまでした。この大会をも […]

2020年1月以降の開講方針について

2018年1月に千葉県印西市で教室をスタートし約2年。これまで3桁を超える方にお申込、ご参加いただきました。さらにこの1年は幸運なことに、ねりまさんさん、教室対抗戦、倉敷王将戦、テーブルマークこども大会など大会で非常にいい結果が出ました。これも皆さまのご理解、ご支援があってこそだと思っております。この場をお借りして御礼申し上げます。 週末の教室に加えて、大会や道場などで子供達を見ていると、上達には […]

一局の重み(実践篇 対局後の振り返り)

一局をもっと大切に扱いましょう、という話の続きです。前回は、対局中に考えたことについて書きました。最終回の今回は、対局後の振り返りについて書きたいと思います。 はじめに、自身の対局を振り返るためには、棋譜を残すことが前提です。まずは、棋譜取りを習慣化してほしいと思います。大会や道場に行った日に、1局でいいので記録することから始めましょう。上手く指せた将棋、負けて悔しかった将棋、課題が残った将棋、何 […]

一局の重み(実践篇 対局中の思考)

対局前の準備、対局中の思考、対局後の振り返りの質を高めて、一局をもっと大切に扱いましょう、という話の続きです。前回は、対局前の準備について書きました。今回は、対局中に考えたことについて書きたいと思います。 知人と行っている研究会は指定局面戦で持時間は20分60秒。10月の指定局面は、角換わり腰掛け銀の最新形(私が後手番)でした。ここは先手の分岐点で、激しく攻める手(45桂など)と守りを充実させる手 […]

一局の重み(実践篇 対局前の準備)

前回のブログでは、対局前の準備、対局中の思考、対局後の振り返りの質を高めて、一局をもっと大切に扱いましょう、と言う話をしました。今回は実践篇として、私のプライベートの研究会の対局から、その具体例を書きたいと思います。 この研究会は、アマ強豪の知人と計4人で毎月1回かれこれ1年以上やっており、この10月からルールが若干変わり指定局面戦になりました。そして、初回の指定局面は角換わり腰掛け銀の最新形で、 […]