かむがふ Log

人を介する意味

11/3(火祝)にNHKBSで放送されたアナザーストーリーズでこの教室が紹介されました。2018年1月にこの教室を立ち上げて、間もなく3年になります。そのタイミングで取り上げていただいたのは、これまでの取り組みに対する一定の評価だと捉えています。今回のような機会を再度いただけるよう頑張っていきます。 この教室を立ち上げたきっかけの一つが、番組のテーマでもあったAIとの対局、AIの進化でした。200 […]

負けないための序盤力

有段者から高段者を目指したり、低学年から高学年の将棋にシフトする時に、たくさんの課題が現れますが、その一つが、 「定跡をどこまで細かく理解(覚える)すればいいか?」 だと思います。この教室を始めて3年近く経ち、ちょうどその時期に差し掛かっている子が何人かいるので、今回はその問いに対する自分の考えを書きたいと思います。 まずは、一局の将棋全体から見た序盤の位置付けからです。これまで幾度と書いた通り、 […]

結果の受け止め方

本日開催のJ:COM杯 3月のライオン 子ども将棋大会関東ブロック東京大会、教室の受講生2人が代表権を獲得しました!12月に行われる全国大会が本当に楽しみです。やったね!https://t.co/Of6K94khHH pic.twitter.com/1oYmxeYvpr — かむがふ (@KamugafuShogi) October 3, 2020 最近、各地でリアル大会が再開されるようになってき […]

結果が先、実力は後

「まだいただいた賞状が不釣り合いに感じる棋力ですが、頑張っていきます」 先日、ある受講生の保護者の方からこのようなメールを受け取りました。そのメールを読んだ時にぱっと思い浮かんだ勝負事における重要な考え方があるのでご紹介します。 それが、”結果が先、実力は後” です。 “実力が付けば(実力が付いた後に)、結果を得ることができる” 多くの人はそう考えて […]

“狙い”とは何か?

「この局面、後手は何を狙っていくのがいいかな?」 「狙いのある手を指そうね。」 毎週末のオンライン勉強会で、よくこのような質問や話をします。将棋の解説や本でこの”狙い”という言葉を聞いたり見たりする機会は多いと思いますが、その定義を目にすることはほとんどなく、意味をわかっているようで自分では説明できない子が多いと思っています。そこで、今回は”狙い”に […]

無理なく学ぶ

中学生の時に野球部だった私にとって、憧れの存在はもちろんイチロー選手!小学6年生の時、史上初の1シーズン200安打を見て以来の大ファン(というか、神様的な存在)です。そのイチロー選手が選手の晩年にこのような事を語っていました。 (スポーツ選手が身体を大きくしようとするトレンドに対して) 自分の持って生まれたバランスを崩してはダメ。筋肉が大きくなっても、それを支える関節とか腱は鍛えられない。人体を理 […]

今は力を蓄える時

この1週間、立て続けに大きなお知らせがありました。 「大山名人杯争奪 第19回全国小学生倉敷王将戦」の開催中止について 2020年度「将棋日本シリーズ」こども大会(大阪/東京)開催見送りのお知らせ 倉敷王将戦は、全国大会の中止に合わせて都道府県大会も相次いで中止になりました。テーブルマークこども大会は、大阪/東京大会の2大会の中止で、今年度予定されていた全11大会の中止が決まりました。 今年は、小 […]

読みの蓄積

最近、オンライン勉強会の受講生の研修会への入会が密かな(?)ブームになっています。その向上心の高さをとても頼もしく思っています。そこで今回は、研修会の対局で特に気を付けてほしい”読みの蓄積”について書きます。(研修会員でなくても、研修会C2~D1以上のレベルに達したら同様に意識してほしいことです。) 研修会と小中学生の大会で大きく異なるのは持時間の長さです。持時間30分で使 […]

将棋学習で押さえるべきポイント

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月にオンラインの将棋教室を立ち上げて早いもので4か月が経ちました。その間、リアルの教室では接点のなかった約25名の子に新たにご参加いただきました。初めての場に、オンラインで参加するのはとても勇気がいることだと思っています。改めて御礼申し上げます。今回は、夏休みのよいタイミングだと思い、その子達に向けて、将棋の学習で押さえるべきポイントをまとめてお伝えしたいと思 […]

言葉が自分を創る

将棋を始めて数年が経った高校生の時、高校生やアマチュアの大会で少しずつ全国大会に出場できるようになって、将棋世界や将棋年鑑に名前が載っている高校生強豪やアマ強豪とお会いしてお話しする機会が増えてきました。そこで気付いたのは、大会の優勝など結果を残す人達は、考え方や使う言葉が違うということでした。 その後、大学生や社会人になって、プロ棋士や奨励会員とお話しする機会もありましたが、プロとアマで住む世界 […]