YEAR

2020年

今は力を蓄える時

この1週間、立て続けに大きなお知らせがありました。 「大山名人杯争奪 第19回全国小学生倉敷王将戦」の開催中止について 2020年度「将棋日本シリーズ」こども大会(大阪/東京)開催見送りのお知らせ 倉敷王将戦は、全国大会の中止に合わせて都道府県大会も相次いで中止になりました。テーブルマークこども大会は、大阪/東京大会の2大会の中止で、今年度予定されていた全11大会の中止が決まりました。 今年は、小 […]

読みの蓄積

最近、オンライン勉強会の受講生の研修会への入会が密かな(?)ブームになっています。その向上心の高さをとても頼もしく思っています。そこで今回は、研修会の対局で特に気を付けてほしい”読みの蓄積”について書きます。(研修会員でなくても、研修会C2~D1以上のレベルに達したら同様に意識してほしいことです。) 研修会と小中学生の大会で大きく異なるのは持時間の長さです。持時間30分で使 […]

将棋学習で押さえるべきポイント

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月にオンラインの将棋教室を立ち上げて早いもので4か月が経ちました。その間、リアルの教室では接点のなかった約25名の子に新たにご参加いただきました。初めての場に、オンラインで参加するのはとても勇気がいることだと思っています。改めて御礼申し上げます。今回は、夏休みのよいタイミングだと思い、その子達に向けて、将棋の学習で押さえるべきポイントをまとめてお伝えしたいと思 […]

言葉が自分を創る

将棋を始めて数年が経った高校生の時、高校生やアマチュアの大会で少しずつ全国大会に出場できるようになって、将棋世界や将棋年鑑に名前が載っている高校生強豪やアマ強豪とお会いしてお話しする機会が増えてきました。そこで気付いたのは、大会の優勝など結果を残す人達は、考え方や使う言葉が違うということでした。 その後、大学生や社会人になって、プロ棋士や奨励会員とお話しする機会もありましたが、プロとアマで住む世界 […]

少しずつ前へ進む

先週末は、小学生名人戦東日本大会と低学年ドラ王座戦(A、B級)でした。久しぶりのリアル大会に参加された皆さま本当にお疲れさまでした。 大会後は、必ず振り返りをしてほしいと思っています。この手が悪くてこう指すべきだった、と局面の振り返りをするのも良いですし、終盤の寄せが上手くいかなかったから、寄せの勉強を重点的にしよう、と日々の練習に落とし込むことができればなお良いと思います。 今回は、この2つの大 […]

本は10回読む

将棋を本格的に勉強するために避けて通れないのは、本読み、です。 道場(最近ではオンライン対局)などでの実戦は必須ですが、実戦オンリーではどうしても我流になってしまいます。実戦と本読み(詰将棋、定跡、棋譜並べ)をバランスよく行い、我流でもなく、セオリーに頼りすぎない将棋を目指すのが良いと思っています。 そこで、今回は本読みについて私の考えるポイントをお伝えしたいと思います。 リアルな書店に行ったり、 […]

相手の手を考える

7月のオンライン勉強会は、”凌ぎ”をテーマに実施します。将棋を指さない人にはあまりなじみのない言葉かもしれません。凌ぎとは、受けに属する言葉で、自玉付近の戦いでの受けを意味します。 受けや凌ぎが上手くなるポイントは、相手の手を考えることだと考えています。攻めは、自分がこう指したい、こう攻めたいという自分主体のみで考えてもある程度は上手くいくのですが、受けは、相手の攻めに対し […]

誰にでもある悩み

教室を運営していると、将棋に関する様々な相談を受けます。 将棋の勉強方法、棋力の伸び悩み、取り組む戦法の選び方、大会に向けた準備の仕方、現在の課題の把握、、、など、挙げればキリがありません。さらに、棋力が上がれば上がるほど、親子の悩みが深くなっていくという傾向があるとも感じています。 そこで今回は、将棋に取り組む中で私が悩んだ経験とその経験から学んだことについて書きたいと思います。 1つ目は、将棋 […]

ありのままを受け入れる

受講生の皆さんはよくご存じですが、この教室では毎週のオンライン勉強会の後に詰将棋の宿題があります。全10問(10点満点)で、級位者は1~2点、有段者でも4~5点はよくある事です。さらに、解答用紙を写真で送付してもらい、氏名、点数、所要時間を一覧化した参加者の結果を共有しています。 (賛否両論あるのは認識しつつも) なぜこのようなシステムにしているのか、今回はその理由をご説明したいと思います。 将棋 […]

将棋への思い

今月から、オンライン勉強会の開講時間が変更になり、朝6時からスタートします。自称、日本一朝早い将棋教室!(笑) 時間を変更した理由の1つは、緊急事態宣言が解除されて社会が動き出したから、ですが、もう1つは、思い入れを持って物事に打ち込んでほしいから、です。 特に早朝からスタートする3部の子は、子供大会の県代表、日本一や、プロ棋士を目指している子が一定数いるのでなおさらです。 実は昨年の6月末まで、 […]