教室名誕生物語

昨年秋から、息子の付き添いがてら千駄ヶ谷にある将棋連盟の道場で対局しています。将棋を指したり、観戦したりすると、それぞれの段級のスキルや課題がよくわかり、市場調査的な位置付けにもなっています。

さらに面白いのが、指しながら子供達の会話を聞けること。ゴールデンウィークに対局していたら、最近よく教室に来ている子達がこんな話をしていました。しかも、私から2~3mの至近距離で、、、(>_<)

「ねーねー、”かむがふ”ってどういう意味なの?」
「知らなーい!」

対局しながら、まぁヘンな名前だから仕方ないよねと思いつつ、ブランディングの努力不足を痛感しました。教室名に込めた意味は今年の年始に書いたので、今回はこの名前に至った経緯について書きたいと思います。

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以前書いた通り、教室の計画を立てたのは2017年10月にドバイのホテルの一室ででした。その時、サービス内容、提供価値、開催日時、料金、HPのイメージや掲載文など、ほぼ全ての要素を決めましたが、案すら出せない要素が一つだけありました。それが、教室名でした。

顔になる教室名は他のどの要素よりも熟考すべきと考えていましたが、これまでの人生で会社名や商品名を考えた経験は当然なく何も思いつきません。。。そこで、帰国後にまずは教室名が満たすべき条件を挙げていくことにしました。

まず始めに考えたのが、名前の長さ。人に覚えてもらうには、5文字以内の短い名前の方が良い気がしました。

次に思いついたのが、一度見たり聞いたりするだけで人の意識に残ること。さらに、SEO(検索エンジン最適化)対策を考慮すると、将棋の世界だけでなく他の世界でも使われていない名前にした方が良い気がしました。

さらに考えていくと、提供価値を表したり、日本らしさや伝統文化を想起させたりする名前が良いと思いました。

-5文字以内
-一度見る or 聞くだけで人の意識に残る
-検索エンジンでHPが上位に出てくる
-提供価値を表す
-日本らしさや伝統文化を想起させる

これで条件は揃いましたが、これでもパッとした名前は全く思い浮かびません。。。そうこうしている内にあっという間に1カ月が経ち、行き詰っていた11月上旬の平日、帰りの電車である記事を見つけました。

東洋経済オンライン

――なぜ会社設立に至ったのですか。背景も含めお聞かせください。実は、P&Gを退社してUSJに入社したときと、動機は太いと…

マーケティングコンサルを提供する会社で”刀”かぁ。最初はそう思いましたが、読み進めていくとこの名前には、サービス内容や提供価値、そして何よりマーケティングで日本を元気にしていく、世界に攻めていくという思いが全て込められていることがわかりました。

その瞬間、全てがつながりました。

自分の教室で提供することは何か?の原点に立ち返ると、物事の考え方や見方を将棋を通して身に付けていただくこと。そして、将棋が持つ日本らしさや伝統を踏まえると古い言葉が良さそう。であれば、語源に当たってみようかな。じゃあ、「考える 語源」でググって、、、

1カ月間も何も出ず悩んだのに、考える軸が見つかってから決定まではたったの5分、決まる時は得てしてこんなものです。

「教室の名前が決まったよ。”かむがふ”と書いて”かんがう”と読む。考えるの語源なんだ。」
電車を降りて自宅に戻り、就寝間際の妻に話すと、

「何、そのヘンな名前?もーついていけない、あー頭が痛い、早く寝よ!」

この反応を見て、この名前で間違いないと自信を深めたのは今だから書ける話ですw (多少の引っかかりがないと、人の記憶には残りませんからね。)

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冒頭で記載したように、教室の認知度は高くなく、教室名は正しく読まれず、まだ道半ば。少しでも多く親子が名前を知り、通う価値のある教室だと認知いただけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。