負けないための序盤力(角道クローズ四間飛車2)
有段者から高段者を目指したり、低学年から高学年の将棋にシフトする時に、序盤をどのように理解するのが良いのか、角道クローズ四間飛車で紹介するシリーズ。前回の骨子を押さえるに続き、根幹をなす変化を押さえるという話をします。 【ご参考:前回まで】–負けないための序盤力–負けないための序盤力(角道クローズ四間飛車1) 2.根幹をなす変化を押さえる 前回書いた通り、低学年や初段になる […]
有段者から高段者を目指したり、低学年から高学年の将棋にシフトする時に、序盤をどのように理解するのが良いのか、角道クローズ四間飛車で紹介するシリーズ。前回の骨子を押さえるに続き、根幹をなす変化を押さえるという話をします。 【ご参考:前回まで】–負けないための序盤力–負けないための序盤力(角道クローズ四間飛車1) 2.根幹をなす変化を押さえる 前回書いた通り、低学年や初段になる […]
前回のブログからかなり時間が経ってしまいましたが、有段者から高段者を目指したり、低学年から高学年の将棋にシフトする時に、序盤をどのように理解するのが良いのか、具体的な話を書いていきたいと思います。(あくまで一例です。人それぞれ理解の仕方は違ってよいと思います。) 題材は、角道クローズ四間飛車、です。 1.戦法の骨子を押さえる 低学年や初段になるまでは、一問一答の問題集などでパターンを丸暗記するだけ […]
有段者から高段者を目指したり、低学年から高学年の将棋にシフトする時に、たくさんの課題が現れますが、その一つが、 「定跡をどこまで細かく理解(覚える)すればいいか?」 だと思います。この教室を始めて3年近く経ち、ちょうどその時期に差し掛かっている子が何人かいるので、今回はその問いに対する自分の考えを書きたいと思います。 まずは、一局の将棋全体から見た序盤の位置付けからです。これまで幾度と書いた通り、 […]
中学生の時に野球部だった私にとって、憧れの存在はもちろんイチロー選手!小学6年生の時、史上初の1シーズン200安打を見て以来の大ファン(というか、神様的な存在)です。そのイチロー選手が選手の晩年にこのような事を語っていました。 (スポーツ選手が身体を大きくしようとするトレンドに対して) 自分の持って生まれたバランスを崩してはダメ。筋肉が大きくなっても、それを支える関節とか腱は鍛えられない。人体を理 […]
最近、オンライン勉強会の受講生の研修会への入会が密かな(?)ブームになっています。その向上心の高さをとても頼もしく思っています。そこで今回は、研修会の対局で特に気を付けてほしい”読みの蓄積”について書きます。(研修会員でなくても、研修会C2~D1以上のレベルに達したら同様に意識してほしいことです。) 研修会と小中学生の大会で大きく異なるのは持時間の長さです。持時間30分で使 […]
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月にオンラインの将棋教室を立ち上げて早いもので4か月が経ちました。その間、リアルの教室では接点のなかった約25名の子に新たにご参加いただきました。初めての場に、オンラインで参加するのはとても勇気がいることだと思っています。改めて御礼申し上げます。今回は、夏休みのよいタイミングだと思い、その子達に向けて、将棋の学習で押さえるべきポイントをまとめてお伝えしたいと思 […]
将棋を本格的に勉強するために避けて通れないのは、本読み、です。 道場(最近ではオンライン対局)などでの実戦は必須ですが、実戦オンリーではどうしても我流になってしまいます。実戦と本読み(詰将棋、定跡、棋譜並べ)をバランスよく行い、我流でもなく、セオリーに頼りすぎない将棋を目指すのが良いと思っています。 そこで、今回は本読みについて私の考えるポイントをお伝えしたいと思います。 リアルな書店に行ったり、 […]
コロナウイルスの感染拡大の影響で、道場の休業や大会の中止が続いています。最近、緊急事態宣言が解除されたものの、政府が示す新しい生活様式を考慮すると、道場で賑わいを見せたり、毎週のように大会が開催されたり、以前のような姿に戻るのはまだしばらく時間がかかると考えています。 となると、ウィズコロナの今は、とても目標が立てにくい状況だと思っています。そこでおススメなのは、オンライン対局での段級位、レーティ […]
伸びしろのある有段者シリーズ。前回は、数が全てを解決する、だから出来るだけ多くの問題に触れようという話をしました。まずは、習うより慣れろで、手を読む作業や、将棋の手筋を体に染み込ませて、実戦に活かしてほしいと思います。 では、数をこなして詰将棋や寄せ、凌ぎ、次の一手などの問題をスラスラ解けるようになった子は何を勉強すれば良いでしょうか?詰将棋で言えば、より長い手数の問題やより難解な問題を解く、のも […]
前回は、将棋の技術に焦点を当て、スキルの構造についてお伝えしました。 将棋の基礎は、「読み」「大局観」「形勢判断」の3点で、まず子供が鍛えるべきは「読み」の力であり、その練習方法は詰将棋を早く正確に解くこと、将棋は局面が進行すればするほど手の価値=勝敗影響度が高まるため、ゲームの進行とは逆に終盤、中盤、序盤の順に重要度が高いこと、をご理解いただけたと思います。 であれば、終盤の勉強に時間を割き、序 […]