将棋の基本とは何か?

昨年末、将棋教室を始めるにあたり考えたのは、将棋の技術で何を教えるかだった。教えるのはやはり基本だなと思い、将棋の技術の基本とは何かを改めて考えてみる事にした。

-数の原理(数の攻め、数の受け)
-守り駒と攻め駒を分ける
-守りは金銀3枚(金2枚、銀1枚)、攻めは飛角銀桂香
-駒を連携(協力)させて攻める、守る
-自分から損(駒損、手損)をしない

…など、いろいろ挙げる事ができた。

一方で、最近のプロ(やAI)の将棋はどうなっているだろうか?
将棋世界6月号の「新手年鑑 2018年版」を見ると、

対雁木の早繰り銀速攻
→飛角銀の3枚の攻め

矢倉6七(4三)金左型、相掛かり5八(6八)玉
→攻め駒、守り駒という概念の消失

角換わり4五(6五)桂ピョン
→駒がどう連携(協力)しているのか不透明

阪田流三間飛車
→守り駒であるべき金が上部に前進

…など、基本に反した将棋ばかりになっている。

子供が上達するためには、まずは基本を一通り押さえる必要があると考えているが、今のプロ(やAI)の将棋にそのよい題材がほとんどない。ここに、将棋を学ぶ(教える)難しさがある。

これから、将棋を指そうとする子供が何を学ぶべきか、自分の考えを書いていきたい。
それと並行して、今プロ(やAI)の将棋で何が起こっているのかを考察してみたい。