1局1局を大切に
早いもので将棋の世界に身を置いて間もなく30年になります。その間、プロ、奨励会員、アマ問わずたくさんの方と出会い、対局する機会がありました。 それぞれの棋風や能力は十人十色ですが、最終的に上手になる人に共通していることがあると感じています。それは、1つ1つを丁寧に扱う姿勢です。 詰将棋や寄せ、囲い崩し、次の一手の問題を1問1問、対局を1局1局、さらに1手1手に大切に扱い、丁寧に取り組み、そこからど […]
早いもので将棋の世界に身を置いて間もなく30年になります。その間、プロ、奨励会員、アマ問わずたくさんの方と出会い、対局する機会がありました。 それぞれの棋風や能力は十人十色ですが、最終的に上手になる人に共通していることがあると感じています。それは、1つ1つを丁寧に扱う姿勢です。 詰将棋や寄せ、囲い崩し、次の一手の問題を1問1問、対局を1局1局、さらに1手1手に大切に扱い、丁寧に取り組み、そこからど […]
先週末は、この教室2回目の合宿でした。日本全国から約30名の子にご参加いただきました。本当にありがとうございました&お疲れさまでした。(講師のリソースの関係で、いつも教室にご参加いただいている方を優先したため、大変申し訳ありませんが、お断りした方、ご案内できなかった方がいました。お詫び申し上げます。) 合宿中、保護者の方とお話しする機会があり、日頃の悩みや課題をお聞きすることができ、私自身もとても […]
WBC日本代表の活躍で、連日日本中が湧いています。元野球部としては、この話題を避けて通れません…笑 チームの中心にいるダルビッシュ有選手、大谷翔平選手のインタビュー映像を探していたら、神動画を発見したのでブログで触れたいと思います。 ダルビッシュ有選手が語っているのは、昨年日本プロ野球において史上最年少で三冠王になった村上宗隆選手が大谷翔平選手のケタ違いの打撃 (素人の私が見ても、大谷選手の打球の […]
”考える”とは何か?シリーズ、第1回から時間が空いてしまいました。第1回の①比較するはコチラ↓。 “考える”とは何か? ②解釈する 第2回は、解釈する、です。 対局するにしても、定跡や手筋などを学習するにしても、単に指すだけ、単に暗記するだけではなく、そこから何が分かったか、ポイントは何なのか、と考えるプロセスが加わると上達が加速します。そこで必要となるのが、解釈する力です。 以下は、美濃崩しの手 […]
この教室の名前は「かむがふ」で、将棋を通して普遍的な考え方を身に付けることをこの教室の提供価値にしたいという思いから、”考える”の語源を採用しています。 しかし、”考える”と一言で言っても、その営みは広く深く、つかみどころがないと感じられる方も多いはず。そこで、教室設立から5年経ったこのタイミングで、”考える”とは何か?を私なりに考察したいと思います。 初回は、比較する、です。 まず初めに、考える […]
先週末の3連休最終日、この教室の5周年イベントとして「私の半生」を行い、私のこれまでの半生をお話ししました。60名以上の方にお申込、ご参加いただきました。本当にありがとうございました! 以下、この企画を通して一番お伝えしたかったことを記します。 それは、情熱は環境や能力に勝る、です。 ●プレイヤーとして 私が育った岐阜県多治見市には道場がなく、中学生だった90年代はインターネットもなく、対局の機会 […]
「結局のところ、勝敗は何から生まれるんだろう?」 中学2年生から将棋を始めて10年ほど経ち、高校、大学、アマの各大会で何度か日本一になった時、このような”問い”が頭にふと浮かびました。 読む力、序盤の研究量、中終盤力、メンタルの強さ、思考体力… 将棋は様々なスキルを求められる=総合力を問われるゲームで、何を伸ばせば結果に結びつくのか、とてもわかりにくい。では、何が勝敗を分けるのか? 不思議に思った […]
将棋はサイエンスでもあり、アートでもあります。盤上の理(制約)の中に、自己表現の場(自由)があります。その自由なキャンパスに描く時に問われるのは、どんな将棋を指したいのかという自身の意思、意見です。#かむがふTips — かむがふ (@KamugafuShogi) July 27, 2022 夏休みが始まりました。将棋に多くの時間を使える子がたくさんいると思います。 そのような状況になると、実戦、 […]
早いもので、文部科学大臣杯(小学校単位の団体戦)まであと数日、中学生選抜選手権、倉敷王将戦まであと2週間になりました。 3大会合わせて、この教室から約30名の子が参加します。そこで、直前の調整で気を付けてほしいことを書きます。 ルーティンを崩さない 毎日取り組んでいることを崩さないようにしましょう。 例えば、毎日10分詰将棋を解いている場合、大会3日前から1日30分のように急に負荷をかけても効果は […]
昔は時間重視で勉強していたんですけれど、ちょっと勉強の仕方を変えたっていうところもあります。あとはAIがすごく強くなっている社会で、自分の個性を出せる将棋をしたいなと考えた時、自由度の高い、勝敗に限らず、そういう将棋を指していきたいなというのが、結果的にはよくなっていたのかな、と思います。 これは、プロ編入試験の受験を決めた里見香奈女流四冠の記者会見で、「成績が上がっている要因は?」と質問を受けた […]