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思考行動習慣

最短距離、実は遠回り

「このテーマをどうやって学習すればいいですか?」「この局面はどう指せばいいですか?」 教室を運営していると、このような質問を受けることがよくあります。その時いつも、親子で調べたり、考えたりしたのかな? と思います。 「自分で調べて、何か学習できそうな題材はあったかな?」「この局面はどう考えてどう指せばいいと思う?」 と聞き返すと、返事に詰まってしまう子がいます。そして、その親子の根底にあるのは、 […]

結果の捉え方

先週末でこの教室の受講生の倉敷王将戦、中学生選抜選手権、中学生名人戦の都道府県大会、地区大会が終了しました。全員が大会に向けて努力を重ねたと思います。大変お疲れさまでした。代表権を獲得した子は、全国大会に向けて頑張りましょう。 今回は、結果の捉え方について書きます。滅多切りで読んで気分の悪いブログかもしれません…笑 本当に上手になりたい、強くなりたい人に向けということでお許しください。 まずは、好 […]

数の重要性

最近特に感じるのは数の重要性。実戦の数、詰将棋の数…やり込みは能力の高さを遥かに凌駕します。数をこなせば必ず結果に結びつくわけではないけれど、結果を残している子は数をこなしています。 — かむがふ (@KamugafuShogi) June 12, 2024 最近のXの投稿への反響が大きかったので、今回のブログでは数の重要性について取り上げます。 習うより慣れよ 古くから使 […]

情報の取捨選択

インターネットの世界では、自分の考えに近い意見や情報が表示されやすい、という特性があります。調べてみると「フィルターバブル」と「エコーチェンバー」という言葉があるようです。 「フィルターバブル」検索エンジンなどのアルゴリズムが検索履歴やクリック履歴、位置情報などを分析し学習することで、ユーザーが望む/望まないにかかわらず見たい情報が優先的に表示され、利用者の好みに合わない情報からは隔離され、自身の […]

新たな指し方の追求

ありがたいことに、オンライン対局、リアル教室、研究会などでこの教室の受講生と対局する機会をたくさんいただいています。対局する上で気を付けていることがいくつかあります。 その1つが、同じ相手に同じ手を指さないようにすること、です。 戦型や局面を指定いただくことが多いので、以前の対局と同じ戦型や局面になってしまうことはよくあることですが、そうなったとしても可能な限り以前の対局とは異なる指し方をするよう […]

半分教わり半分教える

将棋を好きな点を挙げてしまえばキリがありませんが… その中の1つに、盤を挟んでしまえば、年齢、性別、棋力に関係なく対等であること、つまり、「半分教わり半分教える」関係であること、があります。この言葉には2つの意味が込められていると考えています。 全ての対局が自身のプラスになる 全ての対局でを成長の種にすることができます。 (極端な例になりますが…) これは、この教室のリアル教室やオンライン対局でも […]

やり抜く力

4月になりました。お子様のご進級、ご進学おめでとうございます。今年度も受講生と一緒に楽しく、一生懸命将棋を学んでいきたいです。 3月中旬から3月末にかけて、プーケット旅行、天童でのリアル教室と小学生名人戦東/西日本大会、4教室対抗戦、第3回かむがふ合宿、その合間にオンライン対局…と慌ただしく過ごしました。その中で、印象に残った&うれかった出来事があったので紹介します。 ①最近、受講生の2人が女流棋 […]

卒業式

早いもので2024年も春を感じる季節になりました。先日、小6の息子の卒業式がありました。その式での校長先生の祝辞でこのような話がありました。 1972年のミュンヘンオリンピックに出場してバスケットボールの得点王に輝いた谷口正朋さんという人がいます。バスケットボールで日本人が得点王になったことがあることに驚く人が多いはずです。その裏には、全体練習の後、自主練習として1日6時間リングでシュートを打ち続 […]

課題に対する考え方

間もなく小学生名人戦の都道府県大会が全て終了します。大会に出場された皆さま大変お疲れさまでした。 大きな大会で重要な対局を経験すると、自身の課題が明らかになります。課題に対して取り組むことが、特に有段者になった後の上達に有効だと考えています。 今回のブログは、課題に対する私の考え方について書きます。 1. 課題は無数にある将棋だけでなく何に取り組んでも同じですが、課題は無数に存在します。目の前の課 […]

基本についてもう一度考える

この教室の特性からなのか、ものすごく教育熱心な親子に出会う機会が最近増えた気がします。 その熱心さは素晴らしいことだと思うのですが、その中には、難しいことを学ぶことが上達につながる/価値がある、と考えている方が一定数いらっしゃる気がしています。例えば、級位者のうちからプロ棋士が使うような難解な戦法を学んだり、詰将棋ハンドブックをきちんと解けない状態なのに手数が2桁の難解な詰将棋にチャレンジしたり、 […]