インフレ時代の将棋学習法3 -基本書を繰り返し読む-

インフレ時代の将棋学習法シリーズ。今回は、将棋の学習で避けて通れない本についてです。


書店に行ったり、Amazonなどのオンライン書店で検索すると、将棋の本がたくさん存在することがわかります。

新刊や藤井聡太さんや羽生さんが載っている本を買って読むと上手になれる気がしますが、大学生の頃、目についた本を手当たり次第買っていた経験から…笑
本をたくさん買って、その情報をインプットしたからと言って、上達に結びつくわけではないことを断言できます。(特にこどもの将棋では)最新定跡を覚えたからと言って、勝ちにはほとんどつながりませんし、インプットする情報量を多くしたからと言って、棋力の向上に直結するわけではありません。

こどものうちは、自分の頭でも理解できる内容が記載されている基本書を繰り返し読んで、前回の棋譜並べ派と詰将棋派のブログで軽く触れた「筋」や、“数の攻め”“守りは金銀三枚、攻めは飛角銀桂”などの「理(ロジック)」の理解を深める学習法が効果が高く、伸びしろも大きいと考えています。

基本書とは、
問題:詰将棋ハンドブック、寄せ/凌ぎの手筋200、囲いの破り方
定跡:(得意戦法が角道を止める振り飛車であれば) 四間飛車を指しこなす本、相振飛車を指しこなす本
理論:上達するヒント
などです。

「筋」や「理」の理解が浅いうちに、最新定跡など新たな情報を足していっても単に覚えるだけであまり効果が上がりません。逆に「筋」や「理」の理解が深ければ、どんなに難しく大量の情報を足したとしてもオーバーフローせずに必ず身に付きます。

厳選された基本書を繰り返し読む学習法を強くオススメします!

【参考記事】