心と結果の不思議な関係

-将棋が上手になりたい
-道場で昇級、昇段したい
-レーティングを上げたい
-大会で優勝したい
-研修会で昇級したい

この教室には、日本全国から将棋が好きで向上心に溢れる子にたくさんご参加いただいています。

しかし、将棋に入り込めば入り込むほど起こりがちなのが、結果(勝敗)にこだわりすぎて自らに過度なプレッシャーをかけて、実力を出し切れず自身が納得できる将棋を指せなくなる悪循環です。

今回のブログは、この対策について私の考えを書きたいと思います。


この教室を始めたばかりの頃にこんなブログを書きました。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

は、含蓄に富む言葉で様々な解釈が可能ですが、勝ちは自分の好手ではなく相手の悪手で決まる、負けは相手の好手ではなく自分の悪手で決まる、ことから

勝敗は自分自身ではコントロールできない、自分自身でコントロールできるのは局面毎の最善手を追求することだけ

と捉えることが可能です。

という事は、集中すべきなのは、結果(勝敗)ではなく、プロセス、つまり、自分の実力を出し切る事であることがわかります。

自分の実力を出し切った上で勝ちを掴むことができたらラッキー、もし負けてしまったら改善点を明らかにして努力すればいいだけ。

そのようないい意味で割り切った精神状態を持てば、勝ちが勝手に近寄ってくる、勝ちたい!勝ちたい!という勝敗にこだわりすぎる気持ちは、逆に勝ちから遠ざかる。メンタルと結果は、こんな面白い関係で成り立っていると考えています。

この話は、これまで何度か書き、いつも話していますが、重要なので改めて書きました。心にとめていただければ幸いです。


このブログも参考になると思います。