意味で捉える重要性

仕事柄、受講生の棋譜を見る機会があります。オンライン勉強会は、受講生の棋譜をベースに隔週で開催していますし、オンライン対局や棋譜解析の際に、棋譜を拝見する機会がたくさんあります。

今回は、棋譜を見て感じたことがありましたのでブログに書きたいと思います。


将棋を指す上で、絶対に押さえなければいけないポイントの1つは、自身が指したい将棋と戦法や指し方の特性を一致させることです。

わかりやすい例として、玉を固めてバンバン攻めたいのであれば、角道を止める振り飛車よりも、石田流やゴキゲン中飛車など攻撃的な指し方を採ると上手くいきやすい戦法を選んだ方が、自身が指したい将棋に近づき、その結果、勝ちにもつながりやすいです。

しかし、稀に自身が指したい将棋と戦法や指し方の特性が一致していないことがあります。

例えば、攻める振り飛車を指したいのに、押さえ込む指し方を採用しているというケースです。これは、意味を捉えず、手のみで将棋を追う時に生じやすいと認識しています。

現代は、こどもの将棋にとっては詳しすぎる定跡本、YouTubeなどの動画、WEBなど戦法や指し方の情報が溢れており、自身に関係する戦法や指し方にすぐにたどり着き、有段者前後になるとこのようなやり方で勉強している方が多いという認識ですが、そこで、この指し方をすれば上手くいくんだ!という安易な捉え方になってしまうと、自身が指したい将棋と戦法や指し方の特性が一致せず、迷子になる危険性があります。

それを避けるためには、その戦法や指し方が何を目的にしているのか、つまり手を意味で捉える必要があります。しかし、上記のほとんどの情報は、手のみを提示し、意味は伝えてないので、自身で意味を考え頭を整理する必要があります。

意味で捉えた後は、自分が指したい将棋に関係する戦法や指し方を採用し、そうでないものは一旦捨てるという進め方です。(将来的には、指し方の幅を広げるために自身の指したい将棋と相関性の低い戦法、指し方にチャレンジするのも大事ですが、迷子にならないように一旦捨てた方が賢明だと思っています。)


抽象的な話になってしまい、なかなか難しいかもしれません。該当者にはお会いした時やオンライン対局などでお伝えしたいと思います。