課題に対する考え方

間もなく小学生名人戦の都道府県大会が全て終了します。大会に出場された皆さま大変お疲れさまでした。

大きな大会で重要な対局を経験すると、自身の課題が明らかになります。課題に対して取り組むことが、特に有段者になった後の上達に有効だと考えています。

今回のブログは、課題に対する私の考え方について書きます。



1. 課題は無数にある
将棋だけでなく何に取り組んでも同じですが、課題は無数に存在します。目の前の課題を解決して上達したとしても、新たなより高度な課題が現れます。

これは藤井聡太八冠も同じで、課題があることは当然の状態で、成長の種だと前向きに捉えてほしいと考えています。


2. 最も重要な課題1つにフォーカスする
-複数ある課題の全てに対処する必要は全くなく、最も重要な課題1つのみに集中する
-些細な課題は放置したとしても、頭の成長や棋力の向上で自然に解決する場合が多い

が課題に対処するポイントだと考えています。最も重要な課題の特定が難しく、その把握に労力を使ってほしいと考えています。必要があれば、先生に聞いてみましょう。

3. 自身で考えて取り組む

1、2だけでも棋力は大きく向上することは間違いありません。それでも満足できないのであれば… (特に4部の子に期待することですが) 更なるレベルアップのために、

    -自身の課題は何なのか?
    -これからは、これまでにないどのような頭の使い方が必要か?

    を自身で考えて取り組んでほしいです。そのためには、ライバルや目標とする人を観察したり、自身に関連する情報をチェックするなど、自発的な行動が必要です。



    漠然とした話になってしまいましたが、この教室では1、2の考え方に基づき、サービスを提供していきたいです。受講生親子にとって役に立つ教室を目指していきます。