理解できる戦法、指し方が上達につながる
こどものうちからプロ棋士が指しているような現代の戦法や難しい指し方を学ぶこと(世の中で言う先取り学習)に、私は否定的です。昔からある定跡や指し方を学び、まずは将棋の基本を身に付けることをオススメしたいです。それで十分に上達するし、結果もついてきます。 — かむがふ (@KamugafuShogi) September 12, 2024 昨日、Xに投稿したところ、上野裕和六段から「その線 […]
こどものうちからプロ棋士が指しているような現代の戦法や難しい指し方を学ぶこと(世の中で言う先取り学習)に、私は否定的です。昔からある定跡や指し方を学び、まずは将棋の基本を身に付けることをオススメしたいです。それで十分に上達するし、結果もついてきます。 — かむがふ (@KamugafuShogi) September 12, 2024 昨日、Xに投稿したところ、上野裕和六段から「その線 […]
この教室は、オンライン勉強会で将棋の普遍的な技術を教えることと、リアル教室やオンライン対局でディレクションすること(課題、解決策の提示)に特化しています。そして、ほとんどの活動がオンライン上で行われています。 この教室1つで、将棋の上達に必要な要素を網羅することはできないので、他のどの教室に通っても、他のどの指導者に習っても、どのくらいの頻度でこの教室を活用しても構わないことにしています。(棘のあ […]
才能とは、一瞬のひらめきやきらめきではなく、情熱や努力を継続できる力 これは、羽生善治さんがNHKのプロフェッショナル仕事の流儀に出演した時に語った言葉です。(調べたら、放送されたのは2006年でした。あれからもう20年近く経つんですね。) この言葉は、羽生さんが25歳で七冠王になった後、30代前半で一冠まで落ち込んだ時、将棋に打ち込むベテラン棋士の姿を見て気付いたことから来ていますが、プロの将棋 […]
12~1月の2か月間、息子(小6)の中学受験の関係でリアル(リアル教室、研究会)の開催を控え、代わりに棋譜解析を実施しています。 世の中には、指導対局、動画、書籍などさまざまなサービスがありますが、自身の棋譜が最良の先生だと考えています。他にはない固有の課題をクリアに抽出できるからで、しかも自分自身で振り返ればコストはゼロです。 そこで今回は、私が棋譜を確認する時のポイント=自分の頭で振り返るノウ […]
【東京新聞Web】藤井聡太王位から「生きる喜び与えられた」 がんで死を考えた「聖の青春」作家の20分間の祝辞【全文】 一昨日、第64期王位就位式が東京都で開催されました。祝辞を務めたのは、作家の大崎善生さんでした。羽生さんが七冠制覇した時の将棋世界誌の編集長であり、最近では将棋世界の連載「神を追いつめた少年-藤井聡太の夢-」(2017年8月号~2018年6月号)が記憶に新しいです。「聖の青春」や「 […]
「広く勉強した方が勝てる。狭く一点に絞り込むとバラつきが出る。苦手なジャンルの時に一方的な負け方をしてしまう。」 先日開催されたマイナビ女子オープンチャレンジマッチの中継で、解説を担当された井出先生がこのようなことを仰っていました。(実際の映像は、上の動画の1:27:16~ 2分程度ご確認ください。クリックすると該当シーンから開始されます。) 今回はこの話について、私が思うことを書きます。 冒頭の […]
最近のブログは抽象的な話ばかりで、パンチ力に欠ける、という指摘をもらったので、今回は学習法について具体的に、かつ、マニアックに書きたいと思います。 将棋学習で押さえるべきポイント詰将棋練習法 一般的な学習法については、上記の通りこれまで何度も書いてきたので、今回は私の学習法についてご紹介します。 脳内詰将棋 Tweetしているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、5月中旬から1万歩のウォー […]
「”囲いの崩し方”を、以前やったけれど美濃囲いの崩し方の手筋を忘れてしまった。」「”四間飛車を指しこなす本”で読んだ記憶があるけれど、定跡の細かい変化手順を思い出せない。」 最近、リアル教室やオンライン対局で対局して、このような場面に出会うことが何回かありました。そこで、今回は記憶の定着について書きたいと思います。 中長期の記憶に関する理論として有名なのはエビングハウスの忘却曲線です。理論に興味が […]
既報の通り、純粋アマの小山怜央さんが棋士編入試験に3勝1敗で合格し、4月からプロ棋士になることが決まりました。奨励会を経験していないプロ編入は、故・花村元司九段以来79年ぶりで、戦後では初の快挙です! その棋士編入試験の合格を受けての報道を見て思ったことがあり、ブログに書きたいと思います。 歴史的快挙「奨励会」所属せずプロ棋士は戦後初 小山怜央さん(29)プロ棋士編入試験に合格 【ゲキ推 […]
インフレ時代の将棋学習法シリーズ。第4弾は、将棋の先生が提供するディレクションについてです。 教室に通い、先生と対局すると、その対局の好手、悪手だけでなく、個々の課題やその解決法の提示=ディレクションが提示されるはずです。(定跡や手筋などの知識は親子で本や動画で学び対局を重ねれば自然に身に付くので) 私はそのディレクションこそ将棋の先生の真の存在意義だと考えており、この教室では特に力を入れているつ […]