目標を立てよう!

間もなく新年度ですね。お子様のご進級、ご卒業、ご進学おめでとうございます。私事ですが、先日下の娘が幼稚園を卒業し、4月から小学生になります。我が家にとっても特別な年になりました。

年度の変わり目は、目標を立てるのに良いタイミング。ぜひこの春休みに来年度の目標を決めてほしいと思います。そこで、今回は目標設定のポイントについて書きたいと思います。

目標設定で押さえるべき要素は、

-具体的
-実現可能
-期限付き

だと考えています。

まずはじめに、目標は具体的でなくてはいけません。よく「将棋を上手になる、強くなる」という目標を立てる人がいますが、何をもって強いと言えるのか、その定義が曖昧でどこに向かっていけばよいかわからず、行動に移すのが難しいです。棋力の目標を立てるのであれば、大会の結果、オンライン対戦のレーティング、教室や道場の段級位など、具体的、かつ、後に達成度合いを測れる目標を立てましょう。

次に、目標は実現可能性があるものでなくてはいけません。初心者、初級者が1年以内に「高段者になる」のような非現実的な目標(やりようによっては不可能ではありませんが、極めてハードルが高い)は自己肯定感を育みませんし、あまりに簡単すぎる目標は達成感がありません。高すぎず、低すぎず、頑張れば到達できるくらいの適度な目標を設定してほしいと思います。

最後に、必ず期限を設けましょう。時間の制約が生まれれば、普通にやっていては達成が難しい(という場合がほとんど)ことがわかり、日々の取り組みに工夫が生まれるはずです。

「6月の倉敷王将戦の×クラスで〇位になる」

のような、上記の要素を満たす目標を設定でき目標と現状のGAPを把握できれば、毎日何をすべきなのか自分で考え行動に落とし込めると思います。来年度、皆さまの目標が達成できる年になることを願っています。