最近、受講生の保護者からいただいたメールの中からうれしかった話を紹介させてください。(ただの自慢話と感じられたら、申し訳ありません…)
先生の指導法は基本に忠実で親にもわかりやすい
将棋の盤上で奇をてらったことをすると局面が歪み本筋から外れていくように、どんな物事をするにしても基本に忠実であることが、一番効果的で上達が早く、最も遠くに行けると考えています。
私がいつもお伝えしていることに、難しいことはないはずです。ただし、その学習プロセスは地味で苦しいと感じることがあるかもしれません。詰将棋を解くことしかり、定跡を理解することしかり、棋譜を残すことしかり、自分の頭で振り返ることしかり…
そのような学習習慣を持つことが、指将棋の上達に有効ですし、仮に将棋から離れることになり、他の分野に取り組むことになった時にも活きると考えています。
また、先生よりもお父さんやお母さんと一緒にいる時間の方が遥かに長いので、この教室では保護者に将棋の理を理解いただくことを重視しています。将棋の理とは、定跡や手筋などの具体的な技術ではなく、勝敗決定要素、求められる思考法、それらに基づく日々の練習法、のことです。理を理解できれば、将棋を知らない親でも我が子をフォローでき、先生がいない時間でも親子で確からしい取り組みが可能になると考えています。
先生は、子供に将棋を教えるプロだと思います。過去のアマ全国大会で何度も優勝している実績より、今の教えるプロとしての実績の方が何倍もすごいことだと思っています。
「名選手、名監督にあらず」という言葉があります。将棋で言えば、先生の棋力は、教えられる棋力の上限を決めるものであり、教える力とはほぼ関係がない、と考えています。
なので、私がプレイヤーとして(ほんの少しですが…)実績があるから教わりたい、ではなく、私と一緒に時間を過ごすと上達するから教わりたい、と認識されたい!とこの教室を始めた当初からずっと思っていました。
私には、過去のプレイヤーの活動と、今の先生の活動の価値を比較することはできませんが、教える力を評価いただいたことは、涙が出るくらいうれしいことでした。
保護者から送付いただくメールは全て目を通しています。宿題の解答用紙を送る時にでも、日々考えていることを添えていただければ幸いです。(こちらのリソースの都合上、返信をお約束できません。ご承知おきください。)