中学受験で学んだこと

我が家の一大イベントである息子(小6)の中学受験が終了しました。4月から縁をいただいた中学校に進学します。

12~1月の2か月間リアル教室の開催を見送るなど、受講生の皆さまに多大なご理解とご協力をいただきました。本当にありがとうございました。

今回のブログでは、中学受験を通して学んだことを書きます。



1. 前向きに取り組む
何かの物事に取り組む時、いつも順風満帆ということは絶対にありません。中学受験では、苦手な科目や単元に直面したり、模試や過去問で目標の点数に届かなかったり、伸び悩んだり、思い通りにはならないことは必ず起こります。そのような時でも、いつも前向きに取り組んだ(ように私には見えた)姿は、本当に立派だったと感じています。

これは、低学年の時に将棋に取り組んだ経験が少なからず生きたと考えています。詰将棋や対局に毎日取り組み学ぶ習慣をつくったこと、将棋会館道場の厚い壁に跳ね返され続けながら初段に到達したこと、大会で同世代の子と真剣勝負をしたこと。(道場や大会で対局した子の中には、今でも奨励会や研修会、大会などで将棋を頑張っている子がたくさんおり、親子でいつも応援しています。)

この教室の立ち上げの流れで将棋を始めたので、この教室の受講生のように根っからの将棋好きではなく、コロナ禍で対面で対局できなくなったことで将棋から離れてしまいましたが、中学受験に取り組む対象を変えても、将棋に取り組んだ経験はプラスになりました。

2. 塾と親子の関係
この教室では、先生と親子の関係でサービスの出し手側にいますが、中学受験では、サービスの受け手側から塾を見ました。

塾に感謝していること/もっとこうしてほしいと思ったこと、親子で塾を活かせたこと/活かせなかったこと… 挙げればキリがありませんが、いつもとは逆の立場で見れたこの経験を今後の教室の運営に活かしていきたいです。

将棋も、こども、保護者、先生の三者の関係が良好ではじめて上手くいきます。きっとと言うか、間違いなく、この教室にも優れている点だけでなく、至らない点、改善すべき点が山のようにあります。また、親子毎に違った思いを抱えながら日々将棋に取り組んでいるはずです。

サービス提供側からでは見えないことが多々あります。宿題の詰将棋の解答用紙を送付する時や、オンライン対局/リアル教室の開催前後などのタイミングで、忌憚のないご意見や日々の思いを添えて送付いただけると大変ありがたいです。厳しいことを言われても、嫌な思いには全くならないですし、むしろありがたいです。いただいたご意見には必ず目を通して、より良い教室に出来るよう努めます。



長い人生を考えると、重要なのは結果の良し悪しに関わらず、その結果をいかに活かしていくか、だと考えています。将棋の言葉を使えば「指した手が最善手!」です 笑

息子のこれからの人生が充実したものになるよう、親として見守り、必要があればサポートしていきたいです。