これからのかむがふ

先週1週間は夏休みでした。

コロナ禍だったので、夏休み特別練習会オンライン対局などの教室の仕事以外は特別な用事はなく、これからのこの教室について考えました。

先週末の奨励会入会試験で合格者を複数人出すことができ、受講生に週次で配信しているメールで毎回のように大会での優勝や入賞を報告出来るようになった今、懸念している事があります。

それは、この教室を「棋力の向上のみを求める、小中高生強豪や研修会員、奨励会員の養成所」のように認識されることです。(もちろん、大会の優勝や、研修会の昇級、奨励会入会を目指す子は全力でサポートします。)

道場での昇級昇段、大会での優勝、入賞や、研修会での昇級は素晴らしいと思っています。ただし、それは結果でしかありません。より重きを置きたいのは、目標に向かって努力を続ける習慣や、PDCAサイクル(Plan Do Check Action =仮説検証)などの確からしいプロセスを身に付けることです。それは、将棋だけでなく、あらゆる分野に転用可能なので。

また、好きなことを仕事にするプロ棋士を目指すのは素敵な生き方だと思いますが、世の中にはプロ棋士以外にも面白くてやりがいのある仕事がたくさんあるはずです。

私がこの教室を通して真にお伝えしたいのは、

「将棋など何かの物事(勉強、スポーツ、芸術など何でも構わないと思っています)に一生懸命取り組みましょう。そうすれば、結果に関わらず一生懸命取り組まなければわからない何かが必ず見えてきます。」

です。

道場での昇級昇段、大会での優勝や入賞、研修会での昇級、奨励会入会試験の合格などの結果は、一生懸命取り組んだ結果、自然に得られるものだと思っています。完全情報ゲームで運が絡まない将棋は、適切な努力さえできれば結果に結びつきやすいという特徴があります。

印西とぴっく

2018年1月に設立された将棋教室 かむがふ さんを取材させていただきました。 藤井聡太六段(段位は2018年4月現在)…

夏休みに、この教室を始めて間もない4か月目に地元のブロガーさんに取材を受けた記事を再読しました。

06~08年に世界コンピュータ将棋選手権のエキシビジョンマッチでAIと対局してから、AIが社会にどのような影響を与えるかに強い関心を持ちました。
これからの世の中は能力よりも思いの価値が高まっていくと思っています。目的・目標は人間にしか作れず、それらがあれば後は機械が処理できる事がほとんどなので。
なので、こども達にはこれでこんなことを実現したい!と言える人になってほしいですね。

・プロ棋士になって、タイトルを取りたい!
・AIの開発者になって社会を変えたい!
・日本文化の研究者になって日本の思想や文化を世界に広めたい!

など何でもいいので。
そのためには1つの事に打ち込む事が一番の近道で、突き詰めると必ず何かが見えてくるが私の考えです。様々な魅力的な要素を併せ持つ将棋にはその何かを提示できる奥深さが備わっていると確信しています。

この教室を通してお伝えしたいことがブレていなくて安心しました!(笑)

新型コロナウイルスの感染拡大などで世の中がどんどん変わっていく中、教室の形も変化し続けると思いますが、これからも、根底にある思いや価値は変えずに運営してきたいと思います。