#2019年 の主な出来事
8月 倉敷王将戦全国大会 低学年の部優勝
9月 教室対抗戦 無差別級 準優勝
10月 木村王位イベント「受けの真髄」
11月 テーブルマークこども大会東京大会優勝皆さまのご理解、ご支援のお蔭で素晴らしい一年になりました。来年も全力で頑張ります!良いお年をお迎えください。 pic.twitter.com/uzHKQ01IJJ
— かむがふ (@KamugafuShogi) December 31, 2019
新年あけましておめでとうございます。
皆さまのご理解とご支援のお蔭で、昨年はとてもいい一年になりました。この教室を通して、ほんの少し皆さまのお役に立てたのではないかと感じられた一年でもありました。3年目の本年も全力で頑張りますのでよろしくお願いいたします。
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永瀬拓矢二冠の言葉に、こんな名言があります。
努力とは息をするように続けられること、無理をしないこと。息をすることです。
一方でこんな驚愕の発言もあります。
大山全集は小学校3年生から奨励会三段くらいまで、全棋譜を10回は並べたと思う。(中略)1日、3、4時間。2200局を10回だから、のべ2万2千局(中略)奨励会時代は、アマと奨励会との対戦が主な勉強法で、年間1万局くらいは指していました。
将棋世界2020年1月号 巻頭インタビュー「藤井聡太七段のライバルになるために」 永瀬拓矢二冠
2020年の初日は、これらの相反する言葉の意味、つまり、
常軌を逸するレベルの努力を、どのようなプロセスを経て、決して無理をせず息をするように続けられるようになったのか?
について考えてみたいと思います。
2万局以上の棋譜並べに、1日平均約30局の対局、聞くだけで気の遠くなる数字です。しかし、永瀬二冠も同じ人間なので、最初からこの努力をできたとはとても思えません。加えて、ある日突然この努力をできるようになったともとても思えません。
このレベルには、毎日少しずつ昨日の自分を超え続けることでしか到達できないと思うんですよね。平日も、休日も、大会で勝った日も、負けた日も、嬉しい日も、悲しい日も、淡々と昨日の自分を少しずつ超え続ける。その姿勢が、努力を努力と感じないレベルまで至らせ、今の永瀬二冠を創っていると思います。
そして、これは棋力や実績や年齢に関わらず真似できる姿勢のはずです。
-毎日10問解いていた詰将棋を12問解いてみる
-30秒かけて解いていた詰将棋を25秒で解けるようにする
-これまでやっていなかった棋譜並べにチャレンジしてみる
-課題局面を違う視点だったり、相手側から考えてみる
-今まで10分かけて理解できた内容を8分で理解できるようになる
そのように少しずつ自分自身を高めていく事が、段級や大会の結果など目に見えるものより価値のある事だと思いますし、その目に見えるものを手に入れる唯一の方法だとも思います。
この教室も、毎日精進を続け、毎日少しずつレベルアップしていく事をお約束します。既報の通り伸びしろのある有段者の育成に注力し、大会の開催など新たな取り組みにもチャレンジしたいと思います。本年も当教室をよろしくお願いいたします。