大一番にのぞむ心構え

おはようございます。第23回全国小学生倉敷王将戦全国大会の開催に伴い、岡山県倉敷市に来ており、滞在先のホテルでこのブログを書いています。

今日は、倉敷王将戦の全国大会に加え、天童で中学生選抜選手権の全国大会と名古屋で名古屋城こども王位戦が開催されます。この他にも夏休みは大きな大会が目白押しです。

そこで、大一番にのぞむ心構えを書きます。(いつもお伝えしている話の再掲です。)



自身の実力を出し切ることに集中する
勝敗は、自分と相手のパフォーマンスの差であり、相手をコントロールできない以上、勝敗をコントロールするのは不可能です。勝ちたいという気持ちを持つのは素晴らしい事ですが、勝たなきゃいけないと過度に勝敗を意識しすぎるのは逆効果です。

自身の実力を出し切ることに集中しましょう。

負けてしまったら、相手の方が実力が上だったと素直に認め、反省して次に活かせばいいだけの話です。勝ちは、実力を出し切った結果、自然にいただくものです。

最後まであきらめない
将棋は終盤になればなるほど複雑で難解になる逆転のゲームであり、最後の最後まで勝つ可能性が残されています。

最後まであきらめず、終盤でより集中してよく考えて指しましょう。時間が残っていれば、すぐに手を動かさずに読みを入れて指しましょう。

想定外、不都合な事象を楽しむ
重要な大会になればなるほど、想定していない、かつ、自身にとって不都合な事象が起こります。
相手が言いがかりをつけてきて揉めた、審判が好ましくない裁定を下した、自身の知らない指し方が飛んできた…

そのような事象に遭遇したとしても、パニックになって焦ってしまうのは避け、自分を成長させてくれるいい機会、と前向きに捉えて楽しんで片付けましょう。盤上の技術だけでなく、その対処も含めての実力です。



参加される皆さんが自身の実力を出し切れるよう願っています。頑張りましょう!