倉敷王将戦全国大会

明日から、「第20回全国小学生倉敷王将戦」の全国大会が岡山県倉敷市で開催され、この教室に関わりのある子が10人超出場します。その新幹線の車内でこのブログを書いています。

前回の全国大会は2019年8月、コロナ禍で昨年度の全国大会は中止、今年度の全国大会は延期になったため、2年半ぶりの開催になります。そんな貴重な全国大会が目の前に迫る今思うことを書きます。


全国大会を楽しもう!

まずは何と言っても、全国大会を楽しんでほしいと思っています。日本全国の強い子と対局でき、自分の実力を試すことができるまたとない機会です。ワクワクしないはずがありません!

結果ではなく、内容に集中しよう!

プロ棋士の登竜門とも言えるこの大会で、優勝、入賞を狙っている子は多いはずです。

「絶対に勝つんだ!」という相手の気持ちに負けない強い気持ちを持つのは素晴らしいことですが、度が過ぎると、結果に意識が集中し過ぎてしまい、

「勝たなきゃいけない」「負けるのが怖い」という感情が芽生えてしまいます。このような気持ちでは、指し手が委縮して不本意な内容になる可能性が高いです。

結果は相対的なもので、相手と自分のアウトプットの比較で決まります。相手をコントロールできない以上、結果もコントロールすることはできません。

であるのであれば、「自分の力を出し切ろう」「自分が納得できる将棋を指そう」というように、コントロール可能な自分の将棋の内容に意識を集中させましょう。

自分の力を出し切った上で、相手に上回れたら仕方がない! (その時は、また努力して実力を向上させるだけ!) という”割り切り”と、これだけ努力したんだから自分の力を出し切りさえすればきっといい結果が出るはず!という”自信”を併せ持った気持ちで盤の前に座れば、納得いく内容の将棋を指せて、自然に結果が付いてくると思います。

緊張するのはみんな一緒

緊張するな!と言っても、緊張する子は少なからずいると思います。ですが、それはみんな一緒で、みんな緊張しています。周りも一緒だとわかれば、少しは気持ちが和らぐはずです。

今まで取り組んできたことに自信を持って、対局してほしいですね。


明日の全国大会、会場の倉敷市芸文館でお会いできるのを楽しみにしています。頑張りましょう!