我が家は今日から新学期がスタートしました。お子様のご進学、ご進級おめでとうございます!
新たな年度、学年、学期を迎えるので、新たに立てた目標を持ち、やる気に溢れている子も多いはずです。そこで、成長して目標を達成するための心構えについて書こうと思います。
卑屈にならず、謙虚な気持ちで、ありのままを受け入れる
目標を持って物事に取り組むと、必ず壁にぶつかります。想定していたよりも壁がたかかった、努力や能力が足りなかった、など、原因は様々ですが、卑屈になる必要は全くありません。そもそも、予定通りに事が運ぶことの方が稀で、上手くいかなくて当たり前なのです。壁にぶつかったとしても、いつも前向きな気持ちで取り組みを継続していただきたいです。
その逆で、想定していたよりもいい結果が出ることがごく稀にあります。そんな時にも、自惚れず、謙虚な気持ちを持ち続けましょう。世の中は広く、上には上がいるものですし、大会の結果やレーティングなど瞬間的で単発の事象で正確な実力はわかりません。自分が強いと思った瞬間に後退が始まる、は勝負事の鉄則です。
卑屈にならず、謙虚な気持ちを持った上で、ありのままを受け入れる勇気を持ちましょう。
-棋力を正確に把握する
-長所と短所を認める
-課題を明確に理解する
これらの認識力は将棋の能力よりも遥かに重要な力です。事実、親子で都合のいい解釈を挟まずにありのままを受け入れ、足りない点は足りないと認め、それを克服する努力をしたり、長所を活かして短所を消す戦い方を選択したりできた子は、(何かはわからないけれど…) 必ず何かにつながるのをこの教室を通して見てきました。
人と比べない、ライバルは昨日の自分
先日のブログに書いた通り、勝敗や相手の指し手はコントロールできず、結果や他人に意識を向けるのはいい結果をもたらさない可能性が高いです。他人を自分ではコントロールできないのであれば、人と比べるのは意味がありません。
意識を集中させてほしい対象は、自分自身です。
-出来なかったことが出来るようになった
-新しいことを知ることが出来た
-何かに感動した
昨日の自分よりも今日の自分の方が上手になった、そんな気持ちを抱く日を重ねていけるように一日一日を大切に過ごすことが重要なのだと思います。
将棋を通して、そのような習慣を身に付けさえすれば、将棋から離れてどんな分野に進んだとしても、楽しく充実した人生を歩めるはずです。
将棋に取り組むことで、お子様の成長につながるよう願っております。今年度も一緒に頑張りましょう!