コロナウイルスの感染拡大の影響で、道場の休業や大会の中止が続いています。最近、緊急事態宣言が解除されたものの、政府が示す新しい生活様式を考慮すると、道場で賑わいを見せたり、毎週のように大会が開催されたり、以前のような姿に戻るのはまだしばらく時間がかかると考えています。
となると、ウィズコロナの今は、とても目標が立てにくい状況だと思っています。そこでおススメなのは、オンライン対局での段級位、レーティングの向上を目標に据えることです。
まず、初心者から級位者におススメなのは将棋ウォーズです。1日3局まで無料で対局できますし、戦法や手筋をエフェクトで学ぶこともできます。さらに、棋力を段級位だけでなく達成率で可視化できるので、モチベーションを保ちやすいと思います。持時間は、考える時間を確保できる10分切れ負けが良いと思います。
そして、将棋ウォーズで初段くらいになった後におススメなのは、将棋倶楽部24です。パソコンであれば、無料で指し放題です。このレベルまで来ると、(近い将来出場するであろう)大会で秒読みが付き、1手30秒でそれなりの手を指し続ける能力を求められます。大会と条件を合わせた練習に将棋倶楽部24は最適だと思います。
さらに、将棋倶楽部24のレーティングは棋力を正確に測る上で極めて有効だと考えています。あくまで私の感覚ですが、1,500点で将棋会館道場の初段、1,800~1,900点で将棋会館道場の二段、のように道場の段級位にも換算できますし、○点で小学生低学年の県代表、△点で小学生高学年の日本一、のように大会の結果もおおよそ推定できます。この教室で、オンライン勉強会や教室内オンライン大会で将棋倶楽部24のレーティングでクラス分けするのはこのような背景があります。
設定したレベルをクリアし、少しずつ目標を上げて、より高い段級位、レーティングに挑戦していくのはとても面白いです。オンライン対局の段級位、レーティングを目標の1つにして、棋力向上に役立てましょう!