新年あけましておめでとうございます。2026年、かむがふは9年目を迎えます。
「学び方は能力に勝る」
これは、2018年1月に教室を立ち上げてからの8年間、約500組の受講生親子から私が教わったことです。
受講生を見ていると、それぞれの能力に決定的な差がある、ということはほとんどありません。もちろん、それぞれに個性があり、得手不得手や成長のスピードに違いはあります。それは人間である以上、ごく自然なことです。
一方で、成長の差としてはっきり表れるのが、どのように学ぶか、です。
-何を考え、どんな意識で対局にのぞむのか、
-どう対局を振り返り、良かった点、上手くいかなかった点を整理するのか
-詰将棋の解図や定跡の学習、棋譜並べなど、どう練習するのか
こうした「学び方」の違いが、時間の経過とともに、能力差以上の差となって現れていきます。
確からしい学び方で取り組んだ子が、最初は目立たなかったとしても、着実に力を積み上げ、やがて大きく成長していく。そんな光景を、教室を通じて何度も目にしてきました。
ある程度根詰めて1つの物事に取り組まなければわからないことがある、そんな取り組み方を経験すれば、将来何に取り組んでも必ず活きる。
これは、この教室を通じて伝えたいメッセージの一つです。そして、将棋はそんな経験をするために取り組む価値のある物事の1つだと信じています。
本年も、かむがふをよろしくお願いいたします。私も受講生と共に成長を感じられる1年にしたいです。一緒に、楽しく、そして一生懸命、将棋と向き合っていきましょう!