指導者の意見の衝突について

この教室は、オンライン勉強会で将棋の普遍的な技術を教えることと、リアル教室やオンライン対局でディレクションすること(課題、解決策の提示)に特化しています。そして、ほとんどの活動がオンライン上で行われています。

この教室1つで、将棋の上達に必要な要素を網羅することはできないので、他のどの教室に通っても、他のどの指導者に習っても、どのくらいの頻度でこの教室を活用しても構わないことにしています。(棘のある言葉かもしれませんが、その組み合わせ方も親子の実力のうちという考えです。)

このような背景があり、教室を掛け持ちしている子が一定数いらっしゃいます。今回のブログでは、その時に生じがちな指導者の意見の衝突について書きます。



将棋に限らず、物事の上達法には絶対の解はないため、指導者によって意見が異なります。そして、ある程度の将棋の知識と指導の経験を有している指導者であれば、そのどれもが確からしい意見です。

その時に気を付けていただきたいことが2つあります。

・勇気を持ってどちらか1つの意見に従いましょう。それらの意見のいい所取りをすると、よほど将棋の知識や経験がない限り全体の整合が取れなくなる可能性が高いです。
・勇気を持って一定期間どちらか1つの意見に集中しましょう。今週はA先生の意見、翌週はB先生の意見…というように方向性がチグハグだと、迷子になる可能性が高いです。

将棋の専門的な知識が無いとわからない!と思われるかもしれませんが、ビジネスやスポーツ、学問などの一般的な常識に照らし合わせて考えれば判断できる可能性が高いです。判断できなければ、判断材料をもらうために指導者に質問してみましょう。

納得できる教室、指導者を選べるといいと思いますし、その選択が上達につながるよう願っています。

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