3度目の創業

 皆さま、大変ご無沙汰しております。

 私の都合により、9月末から教室を休止し、それに合わせてXでの投稿、HPとブログの更新を控えていました。その間、受講いただいている親子、ブログやXをご覧いただいていた皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。

 この教室にかけてきた時間が無くなったことで、これまでの人生を振り返り、これからの人生を考える時間を久しぶりに持つことができました。これまで慌ただしく走り続けていたので、とても貴重な時間でした。その中で最も考えたことは、どのような選択をすれば後悔が残らない人生になるか、でした。熟慮した結果、昨日12/26(金)に約22年勤めた会社を退職し、本日から専業で将棋に携わることに決めました。

 約3か月も教室を止めてしまったので、ゼロからのスタートだと考えています。振り返れば、この教室を始めた2018年からの8年間で同じような状況が2度ありました。

 1度目は、2018年1月に千葉県印西市でこの教室を立ち上げた時です。
 2017年12月上旬にホームページを公開し、Twitter(現在はX)のアカウントを立ち上げ毎日つぶやいたものの、2018年1月6日の初めての教室には、同じマンションに住むママ友の小学1年生の娘さん1人だけの参加でした。毎日Twitterでつぶやき、隔週で教室を開催し2~3か月運営していると、印西市以外からも通っていただけるようになり、その流れに身を任せていたら、東京都港区と千葉県船橋市で毎週交互に開催できるようになりました。

 2度目は、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大により対面の教室を開催できなくなりオンライン化した時です。
 2020年はじめから新型コロナウイルスの感染拡大がニュースで騒がれ始め、2月下旬から教室を停止しました。3月末になると、外出を制限される状況が数年続く可能性があることがわかり、4月頭から講義形式のオンライン勉強会、翌年1月から対局形式のオンライン対局を立ち上げました。1度目の創業の時は東京都と千葉県在住の受講生のほとんどでしたが全国に広がり、35都道府県に加えて海外からも通っていただけるようになりました。

 こちらが、1、2度目の創業で受講生が残した実績です。念のため書きたいのは、大会の優勝、入賞、研修会の昇級、奨励会への入会などの結果は、無理に追うものではなく、努力して技術を向上させた結果、自然にいただくもの、ということです。将棋の先生として、もっと上手くサポートできたはず!と日々反省ばかりですが、それでもこの8年間で一定の成果を残すことができたのではないかと自負しています。

 そして今回は、3度目の創業になります。創業と言っても、これまでの活動を変えるわけではありません。

 教室については、将棋を指すのが上手になりたいと強く願うこどもを対象とする仕組みを継続させます。当教室の最大の強みは、1人1人に寄り添った指導をすることだと考えており、これからも続けていきたいです。
 サービスもこれまで通り提供していきます。具体的には、1度目の創業の「東京都と千葉県のリアル教室」、2度目の創業の「オンラインの教室」を行います。リアルでは、これまで実施していた東京都港区のリアル教室に加えて、コロナ禍以降、休止していた千葉県船橋市のリアル教室を復活させます。参加希望の方がいらっしゃれば相談の上、東京都や千葉県で研究会も開催していきたいと考えています。オンラインでは、オンライン対局の時間、形式をこれまでよりも柔軟に対応できるようにします。約6年間行ってきたオンライン勉強会も継続して開催していきます。もちろん、教室内オンラインリーグ戦も続けます。教室の参加特典である詰将棋(宿題)も毎週出します。
 この8年間で、政治家、経営者、医者、看護師、弁護士、税理士、大学研究員をはじめ、日系、外資系を問わず、金融、製造、建設、メディア、ヘルスケア、エネルギー、情報技術、小売などの業種に携わる会社員、さまざまな公共サービスを支える公務員、さらに、音楽家やパティシエ、大道芸人、住職、きこり、半農半Xの実践者まで、多様なバックグラウンドを持つ保護者のこどもに通っていただきました。今回の独立と昨今の物価高騰によりこのタイミングで値上げをさせていただきますが、日本中、やる気さえあれば通える料金体系を維持したいと考えています。

 教室の規模については、過度に拡大させることを考えていません。近い将来、紹介制、または、承認制の教室にすることも検討しています。教室の仕事は、変わらず平日の学校終了以降と休日に行います。その上で、これまで会社員として働いてきた平日日中帯の時間に取り組みたいことが3つあります。

 1つ目は、将棋の価値を高める活動です。
 まずは、この8年間で培った知見を世の中に共有することで、将棋を指すのが上手になりたいと強く願う人にとって、将棋をより学びやすくする仕組みを整えることに取り組みたいと考えています。
 また、将棋の世界に閉じたままでは、将棋の価値はなかなか高まらないので、将来的には、他業界との協業など将棋の世界の外に出た活動もしていきたいです。

 2つ目は、将棋を指すこと、教えることの技術の向上です。
 これまで、小中高生に将棋を教えるのには一定の水準を満たしていたかもしれませんが、私自身が納得できるレベルでは決してありませんでした。将棋を指すこと、教えることを1から学び直し、技術を高めたいと考えています。

 3つ目は、将棋以外の時間を持つことです。
 これまでは、日々を回していくことに手一杯になっていたのは否めませんでした。これまであまり触れたことのない他分野を学び、経験することの時間をつくり、将棋の活動にも生かしていきたいです。
 
 これら以外では、身体が一番の資本なので、睡眠、食事、運動の時間をしっかり確保したいです。

 試行錯誤の連続になり、悪手もたくさん指すと思います。その中でも、一生懸命に取り組むこと、将棋を指すのが上手になりたいと強く願うこどもを全力でサポートすることをお約束します。

 これからも当教室をよろしくお願いいたします。