結果の捉え方

先週末でこの教室の受講生の倉敷王将戦、中学生選抜選手権、中学生名人戦の都道府県大会、地区大会が終了しました。全員が大会に向けて努力を重ねたと思います。大変お疲れさまでした。代表権を獲得した子は、全国大会に向けて頑張りましょう。

今回は、結果の捉え方について書きます。滅多切りで読んで気分の悪いブログかもしれません…笑 本当に上手になりたい、強くなりたい人に向けということでお許しください。



まずは、好ましい結果になった時、その結果を実力だと勘違いしないようにしましょう。同じレベルの結果を複数回=最低2回、できれば3回以上得てはじめて実力がついた言えます。全国大会の代表を1回取るだけでもとても大変なことですが、単発の結果を実力に置き換えないように気を付けてほしいです。

次に、好ましくない結果になった時、きちんと原因、課題を追究しましょう。(原因、課題の追求は好ましい結果になった時も同様です。) よくありがちなのが、周りの環境や自身の調子を逃げ場にする姿勢です。くじ運が悪かった、相手が煽ってきた、自身に不利な裁定が下された、優勢だったけど時間が切れて負けた… 自身に不都合な要素を探せばいくらでもあり、そのコントロールも含めての実力です。また、調子を原因にしてしまうと、本質的な原因、課題を見失う恐れがあります。これは、私の経験でしかありませんが、結果を残している人、これから結果を残していく人、勝負事を理解している人ほど、「調子」や「不調」という言葉を使いません。彼らは結果が出ない原因を、盤上、メンタル、勝負いずれかの技術的な問題だと捉え、その解決、改善にフォーカスします。



結果より重要なのは結果をどう捉えるかです。今回の結果、経験を次に活かせるよう頑張りましょう!