倒れないことこそ真の強さ

8月上旬は「全国小学生倉敷王将戦」の開催に伴う倉敷への出張、そしてその1週間後に都内での夏休み特別練習会の開催と慌ただしく過ごしました。

並行して「全国中学生選抜将棋選手権大会」「全国高等学校将棋選手権大会」「文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦」「なごや城こども王位戦」など大きな大会が開催されました。参加された皆さん大変お疲れさまでした。

年間を通してもかなり忙しい時期だったので、現在開催中のパリオリンピックをLIVEでほとんど見れておらず、就寝前にダイジェスト動画で結果を確認する程度でした。その中で、国内外の選手が鎬を削る姿を見て改めて感じたことがあります

それは、

倒れないことこそ真の強さ

です。

-どんな一流の選手でもミスをする、そのミスをリカバリーして負けに直結させない
-ここ一番こそ、いつも通り/いつも以上のパフォーマンスを発揮する
-決め技がある、しかも、その決め技が上手く行かない時、別の引き出しがある

など、そしてこれらは将棋にそのまま転用できます。

-多少の疑問手、悪手は仕方がない、大切なのは連続して悪手を指さないこと
-ここ一番こそ、平常心でいつも通り指せる
-得意な戦法/指し方を持つことに加えて、相手がどう来られても自分が準備した形になる

キレイにカッコよく勝つことよりも、簡単には負けないことが強者の特長で、それこそが強さです。

自分のやりたいことを追及するのが中核の小中学生の将棋にこの考え方を転用することは極めて難しいですが、知っておいてほしい考え方なのでブログにしました。