大会直前に気を付けること

早いもので、文部科学大臣杯(小学校単位の団体戦)まであと数日、中学生選抜選手権、倉敷王将戦まであと2週間になりました。

3大会合わせて、この教室から約30名の子が参加します。そこで、直前の調整で気を付けてほしいことを書きます。


ルーティンを崩さない

毎日取り組んでいることを崩さないようにしましょう。

例えば、毎日10分詰将棋を解いている場合、大会3日前から1日30分のように急に負荷をかけても効果は上がらず逆に疲れてしまいます。(少しくらいであれば量を増やしてもいいと思いますが) 急に取り組み方を変えないようにしましょう。

課題を1点に絞る

どんなに棋力が高まっても、将棋の奥深さから修正点は無数にあります。しかし、人間は一度に複数の物事を同時に処理できないため、1つに絞って(他は思い切って捨てて)集中して取り組みましょう。その1つが、自身の興味度、かつ、勝敗への影響度の両方が高ければなお良いです。

-四間飛車対右四間飛車戦法の定跡を覚え、実戦で使えるようになる
-王手は追う手をせず、縛りや詰めろの寄せ方を心がける
など何でも構いません。

これだけやったんだから絶対に大丈夫!という気持ちで当日を迎える

科学的な根拠がなく、あくまで経験上の話になりますが、重要な大会で実力を爆発させるために必要なのは、これだけやったんだから絶対に大丈夫!という取り組みに対する絶対的な自信です。それは、やるべきことをやる毎日の積み重ねで生まれる、と考えています。

-毎日××局対局した
-毎日〇問詰将棋を解いた
など、取り組んだ内容に自身を持って当日を迎えてほしいです。


こどもはたった数日でも大きく変わる可能性があります。大会当日の直前まで努力を続け、自信を持って盤の前に座れるよう願っています。頑張りましょう!