コトに向かう
これは、株式会社ディー・エヌ・エーの創業者であり、先日26年ぶりに日本一になった横浜DeNAベイスターズのオーナー、さらに、日本経済団体連合会の副会長の顔を持つ、南場智子さんの仕事哲学です。
「仕事の成果を出すこと」を邪魔するもの:南場連載
南場さんがキャリアをスタートさせた頃、仕事がなかなか上手く行かず悩んでいた時(南場さんでさえそんな経験があるんですね)、自分の貢献や周りの評価などの邪念を捨てて仕事そのもののに集中したところ、初めて大きな成果を出せた、という経験から生まれた言葉です。
この考え方は仕事だけでなく、どんな取り組みにも活用できるはずです。
– この一局に勝てたら優勝/昇級・昇段、この一局を負けたら昇段級の芽が無くなってしまう、のような気持ちを捨てて、目の前の一局、局面、一手に集中する
– 周りの声を気にせず、自身の課題解決や棋力向上に意識の焦点を当てる
– (親将であれば) WEBやSNSのノイズやライバルの成績などに振り回されずに、我が子が上達する環境づくりに徹する
将棋を上達することに当てはめると、こんな感じでしょうか。
この教室を始めて間もなく7年になります。やはり、長くやればやるほどフレッシュな気持ちで取り組むのが難しくなります。
– 将棋を指すのをより面白いと感じてもらうこと
– 将棋を指すための確からしい考え方を身に付けていただくこと
– その結果、棋力向上につながること
この教室が提供している「コト」に意識が向かっているか、胸に手を当ててもう一度自分に問いたいです。
先週、祖母と母に会いに九州に行き、元気に仕事が出来ることのありがたさ、そしてその時間は永遠でないことが良くわかりました。まだこの教室を通して出来ることはたくさんあるはずで、もう少しなりふり構わず取り組んでもいいのではないかと考えているところです!