一局の重み

先週末は、台風19号の影響で10/12(土)の教室をお休みし、10/14(月祝)に振り替えして開講しました。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

そのクラスの中で、木村王位をお招きしたイベントから約1週間後のタイミングだったので、木村王位の指導対局の棋譜を振り返り、感想戦の内容や反省点を整理してもらいました。これには、2つの狙いがありました。1つは、自身の対局から改善点を明らかにして次の対局に活かすこと、もう1つは、一局を大切にする姿勢を身に付けてもらうこと、でした。

有段者は、特に後者の姿勢が重要です。級位者であれば短期間に対局を一定数こなせばある程度は棋力が向上しますが、有段者、特に高段者を目指す時に一局の密度を上げていくことが必須だと思うからです。

一局の密度を上げるとは、対局前の事前準備、対局中の思考、対局後の振り返りの質を高めていくことを言います。

例えば、

対局前は、同じ手合の定跡を覚えたり、同じ手合の自身の棋譜を並べてその時の反省点を再確認したり、
対局中は、対局前の準備した考えや手を本当に使えるか、読みを入れてもう一度確認したり、違う視点や手がないかを考えてみたり、
対局後は、棋譜を残したり、感想戦で指摘されたポイントをメモしたり、自分自身で改善策を考えたり、

一局に対してこのような感じで取り組むと、学びが全く変わってくるはずです。

次回は、最近の私の将棋から、どう準備して、対局中に何を考えて、どう振り返ったのかを具体的に書きたいと思います。お楽しみに!