指導対局について思うこと

この教室では、リアル教室、平日研究会、オンライン対局が指導対局のサービスで、毎日のように対局する機会をいただいています。大変ありがたいとしか言えませんが、少し思うことがあるのでブログに書きます。

・指導対局自体が棋力を向上させるものではありません。これは、私との対局を含めて全ての指導対局に当てはまります。

・その対局を自分なりに振り返る、先生から言われたことを意識して対局することを継続する、提示された課題に取り組む、つまり、指導対局を起点に何かに取り組んではじめて上達します。

・前回の対局で何の指摘を受けたのか、対局直後と次回の対局前に親子で確認し合うだけでも全く効果が異なります。でないと、同じ指摘を受けるだけになってしまいます。

・(先生からの指摘を待つだけでなく) 大会の対策、学んだことの確認、終盤の課題の把握など、何らかテーマを持ってを持ってのぞむと効果的です。

・もし全国大会での優勝/入賞、研修会での昇級、奨励会への入会、女流棋士への昇格のような目標があるのであれば、何が何でも課題を解決する、一度受けた指摘を二度受けない、という気持ちで取り組むことを期待します。課題を放置することは絶対に避けるべきです。しかし、課題は思考の癖に起因することが多く、そう簡単には直らない/瞬間的に直ったとしても意識しないとまた顕在化する、ケースがほとんどです。

せっかく貴重なお金と時間を投資して対局するので、効果を最大化して棋力の向上につながるといいですね。