講師

加藤 幸男

野球部に在籍していた中学2年の夏、学校の休み時間に将棋が流行ったことがきっかけでのめり込み、野球から将棋に方向転換する。高校2年の春、かつて真剣師(*)だった老師と運命的に出会い、将棋と勝負の基礎を徹底的に叩き込まれる。その4か月後、高校日本一になる。大学入学後、立命館大学将棋研究会の主将としてチームを大学団体日本一に導き、同将棋研究会の黄金期の礎を築くとともに、個人では史上2人目となる同一年度学生3冠を達成する。大学卒業後も数々のタイトルを獲得、さらに、機械学習の黎明期に人類代表として3年連続でAI(人工知能)と対戦し、その驚異的な進化と可能性を肌で感じる。結婚、第1子誕生を機に将棋から離れる中で、将棋が持つ文化的、教育的価値を再認識し、2018年1月に千葉県印西市に「かむがふ」を設立する。

主な実績

高校将棋選手権 優勝(1998)
高校将棋竜王戦 優勝(1999)
学生名人戦 優勝(2000,2003)
学生十傑戦 優勝(2003)
オール学生将棋選手権 優勝(2001,2004)
学生王座戦 優勝(2000, 2002, 2003)
グランドチャンピオン戦 優勝(2003)
アマチュア竜王戦 優勝(2004)
朝日アマ将棋名人戦 優勝(2006,2007)
世界コンピュータ将棋選手権 エキシビションマッチ出場(2006-2008)
など全国大会優勝10回以上

*真剣師=賭け将棋で生計を立てる人。昭和中期頃まで存在し、現代では絶滅危惧種となっている。