問われるのは真摯さ

いよいよ今週末から首都圏の小学生倉敷王将戦や中学生選抜選手権の県大会が始まります。この大会を目標に日々頑張ってきた子も多いと思います。

「大事な大会で優勝するためには何が必要ですか?」

と仕事柄よく聞かれますが、その質問に対してはこう答えるようにしています。

「入賞レベル(上位10~20%くらい)であれば棋力を高めれば入れる。しかし、一番になるには棋力+αが必要です。」

そして、その+αとは何かと問われれば、”将棋への真摯さ”と答えます。

-将棋を好きか
-将棋を楽しんでいるか
-強くなりたいか
-目の前の勝負に勝ちたいか
-一生懸命練習をしているか
-将棋や勝負について深く考えているか
など

将棋に真摯に向き合って、上記の1つでも競争相手の誰よりも勝っていると胸を張って言えるなら、一番になれる可能性があると思います。全て勝っていると断言できれば、必ず優勝できるでしょう。巷で言う、能力や才能は結果にほとんど関係ない。真摯さがあれば解消される問題だからです。

残りわずかの時間ですが、将棋に真摯に向き合い、絶対に勝てると自信を持って大会に臨んでほしいと思います。

皆さんが日々の練習の成果を発揮し、悔いのない将棋を指し、納得できる結果を得られるよう願っています。